少女は卒業しない

11件の記録
- まいける@bluesky421952025年8月5日読んでる読み終わった朝井リョウさんの繊細で瑞々しい感性に ひたすら感動してしまった。 美しい比喩を書き残してしまいたくなるほど。 廃校になる高校の卒業式。 「3月と4月は色が違う」 特に18歳の3月と4月の残酷なほど 違う色合いを思い出した。 今は別れも出会いも全部まぜこぜになって ほろ苦さしか残っていないけど。 朝井リョウさんの文章に魅せられた一冊。
- haku@itllme2025年6月29日読み終わった眩しくて何処か自分ごとのようだった。 タイトルに惹かれて購入したけれど、眩しい青春ストーリーではなかった。 1つの"終わり"へ向かう登場人物たちの姿はどの場面にも青い風が吹いているように感じた。 お気に入りは「屋上は青」。 こんなにも青が綺麗に私の中に染まった感覚は初めてだった。 「在校生代表」は読み始めたときドキッとした。そしてキュンキュンした。 ハッピーエンドとかそういうんじゃなくて 新たな一歩とかそういう臭いことじゃなくて、ひとりひとりの"終わり"が色んな形であることが愛おしくて切なかった。 自分の卒業式のことを思い出さずにはいられなかったよ。