自分も読書の入口は小学生の時に読み漁った星新一。しかし『ボッコちゃん』ってこんなにも人間関係の軽薄や孤独を描いた話だとはわからなかった。 孤独が嫌で他人と繋がろとするけど、相手のことは何も見えてない。自分は客側の気持ちになっちゃうけど、相手に合わせて話すだけのボッコちゃんに自分を重なる人もいるだろうな。 ラストの静寂は、誰も真の会話ができてなかった虚しさだ。 小学生の時に読んでも、大人になってから読んでも、面白いのは変わらないんだから、きっと10年20年したら、さらに面白く読める話がここにはいっぱいあるはず。