泡沫(うたかた) "論理哲学論考" 2025年6月30日

論理哲学論考
論理哲学論考
ウィトゲンシュタイン,
野矢茂樹
やっと読み切った。とても難しく、内容を完全に自分の中に落とし込めた自信はない。「語り得ぬものについては沈黙せねばならない」自然科学や数学などいわゆる「論理」が主体となる世界では氏が語る論考は納得ができまたそれでこの学問や分野は構成されていると思う。しかし生の問題を神秘として表されるとして良いのだろうか。「翻訳できない世界のことば(エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳/創元社)」などにある感情や状態を指した言葉は「語り得ぬもの」なのか。それともこれは多言語での名があるから語られているものなのか。語り得ぬと言うよりかは「示すことができない場合」を指すのかもしれない。少し時間を置いてから再読しなければ理解したかも怪しい気がする。
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