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2025年6月30日

本は読めないものだから心配するな
管啓次郎
「ぼくはきわめて偏狭な、読書の実用論者だ。ただ楽しいからおもしろいから気持ちがいいから本を読み時を忘れ物語に没入するということは、ぼくにはまるでない。未来において「何か」の役にたつと思うから、読むのだ。」
わたしは読書に「実用」や「役に立つ」ことをあまりを求めていない、逆に無用で役に立たない時間を求めて(それは実用的なことや役に立つことが求められる世界からの逃避かもしれない)読んでいる気がしている。それでも、読書をすれば「未来において「何か」の役にたつ」ものが残っていることがある。よくある。それらに助けられている。この本を読み終わったときには、そんなものが幾つも残っている気がしている。今はそのゴツゴツした思索や真摯でカッコいい文章をただただ楽しんでいるところだけれど。



