
fuyunowaqs
@paajiiym
2025年6月30日

緑の霧
キャサリン・ヴァン・クリーヴ
読んだ
植物や昆虫とコミュニケーションがとれる少女と、その家族の物語。
魔法と科学の境目があいまいで、ファンタジーというよりは児童向けのマジックリアリズム小説のようだった。強引な展開もあったけれど、主人公に応えてくれる草や虫たちがたくさんいて楽しい。また、子どもの目から見たおとなの描かれ方が印象的だった。完璧な善人も悪人もいない、ものすごく頼りになる人もいなくて、誰もが多面的で不完全な個人だった。

