
ゆめ吉
@yume_books1357
2025年7月1日

まだ読んでる
(25)蛍 p.229
「…(省略)善きも悪しきも、世に経る人のありさまの、見るにも飽かず、聞くにも余ることを、後の世にも言い伝へさせまほしきふしぶしを、心にこめ難くて、言ひおき始めたるなり。」
光源氏の物語に対する理論に同感。
物語とは何か、歴史書と違い事実だけを残しているわけではない。紫式部らしさが感じられる。
注釈が論点を挙げていて、学術さを感じる。
今まで、美学としての源氏物語、字体としての源氏物語などから勉強してきたが、論理から攻めると座学の知識がどれだけ大切かを痛感する。
私が『源氏物語』を読むには、若干恨めしさが必要なこともわかった。
おやすみなさい。





