
K
@weitangshaobing
2025年7月1日

自炊の壁
佐々木典士,
山口祐加
読み終わった
【好きなところ引用】
自炊することは、資本主義の仕組みと戦っているようなところもあります。今は一分一秒でも時間が生まれたら、ついスマホを見たくなって、コンテンツ産業に時間を奪われてしまう。料理はそこから少し距離を置いて、自分に食べさせていく、自分の命を生かしていく行為ですね。(p.24)
今日の気分に合わせて、自分が食べたいものを作れたときは本当に気持ちがいいんですよね。「この気持ちよさを、いつでも自分の手で作り出せるんだ」と思うと、なんだか大丈夫って思えるんです。(p.48)
失敗するのが嫌な自分を克服するための自炊という意味合いもあると思うんですよ。仕事で何度も失敗するのは、迷惑をかけたり評価が下がっちゃうからあんまりできないけど、自分で食べるだけならいくら失敗したって別にいい。(p.175)
時間に余裕さえあれば、洗い物もマインドフルネス的で楽しい。そして「めんどくさい」シールをいろいろなものに貼り続けていると、本当にスマホを見ること以外のすべてがめんどくさいものになってしまうような気もします。(p.331)
