
yayano
@yaya7
2025年7月1日

太陽諸島
多和田葉子
読み終わった
もうなくなってしまったかもしれない祖国(日本)出身の同郷人を探す女性Hirukoと、Hirukoを見つけたデンマークの言語学生クヌート。1部の数珠繋ぎ的にパーティが増えてくる描写がわくわくするし、2部にしか出てこないキャラクターもある意味魅力的で、3部に乗り合わせた客たちはふしぎで謎めいている。
各章ごとに別の人物による語りで構成されるが、物語が進んでいくのがめちゃめちゃおもしろい。わたしもこの旅を終わらせたくないので、もうしばらく余韻に浸る。