
𝘪𝘯𝘰𝘳𝘪
@fysminr
2025年7月4日

ゲーテはすべてを言った
鈴木結生
読み終わった
@ 自宅
すごくおもしろかった‼︎
落語を聞いているみたいな読み心地だった
良い意味で戯曲的だと感じた
149ページからの展開には「なるほどねー!」とおどろき、脱帽した
はー、上手な風呂敷の畳み方
小説そのものの構造として、統一にとってのゲーテや芸亭學に、キリストを仮託しているのかな、という憶測がよぎった
それから、喜劇を意識しているのかなとも思った
『よしんば、善い言葉とはすべて演技だとしても、だからといって、そこに意味がないということではない。それは何度も訓練し、口に慣らしていく中で自然さを獲得し、やがてその意味が開示されるだろう。そう信じるとすれば、言葉はどれも未来へ投げかけられた祈りである。』