ちーさん。 "みんな蛍を殺したかった" 1900年1月1日

みんな蛍を殺したかった
みんな蛍を殺したかった
けんご,
木爾チレン
初読み作家さん。 鮮烈な回想シーンから始まったプロローグ。 死んだ蛍は一体何を考えて、「私」と仲良くしてくれたのか? 主に3人のオタクたちの視点で進んでく物語。 前半が学生時代の黒歴史時代、後半が大人になった彼女たちの現実。 圧倒的にこっち側だったからこそわかる、ルッキズムへの執着心。 美しいものに心惹かれ、憧れ、それでもなれないリアル世界に心の底から絶望する。 1軍女子の蛍がどうして、私たち陰キャと仲良くしてくれるの? その疑問がずっと心に残ったまま、場転し話は進んでいく。 引きずり出された感情が、なかなか戻ってくれないんだ。 黒歴史シリーズらしいので、このまま第2弾も読んでみようと思ってます。
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