つつつ "ねじまき鳥クロニクル 第3部" 2025年7月3日

ねじまき鳥クロニクル 第3部
第一部を3月後半から読み始めてようやく読み終わった。あまりに遅読なので自分がちょっと嫌になる。それでもちまちまと読んでこれたのは、この物語のドライブ感のおかげなのかも。寝不足で頭が回らない時も、体調崩してぼーっとしている時もとりあえずこの本は読めた。 全体を通して一体何が起きていたのか、読み終わった今でもよく分からない。ずーっと暗いドロっとした不安のようなものを感じながら読んでいた。間宮中尉の話からは明らかな悪を感じたけど、それ以外にも暗黙の悪というか、笠原メイの手紙にも不穏な空気感がずっとあってこれは何なのかということを考えたりしていた。 p318「運命は何があっても必ずその取り分を取っていくし、その取り分を手に入れるまでどこにも行かないのだ。」 p467「物音は意味がわからなくなるくらい細かく分解され、延長されて聞こえた。」
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved