ねじまき鳥クロニクル 第3部

57件の記録
- つつつ@capyandtsubasa2025年7月3日読み終わった第一部を3月後半から読み始めてようやく読み終わった。あまりに遅読なので自分がちょっと嫌になる。それでもちまちまと読んでこれたのは、この物語のドライブ感のおかげなのかも。寝不足で頭が回らない時も、体調崩してぼーっとしている時もとりあえずこの本は読めた。 全体を通して一体何が起きていたのか、読み終わった今でもよく分からない。ずーっと暗いドロっとした不安のようなものを感じながら読んでいた。間宮中尉の話からは明らかな悪を感じたけど、それ以外にも暗黙の悪というか、笠原メイの手紙にも不穏な空気感がずっとあってこれは何なのかということを考えたりしていた。 p318「運命は何があっても必ずその取り分を取っていくし、その取り分を手に入れるまでどこにも行かないのだ。」 p467「物音は意味がわからなくなるくらい細かく分解され、延長されて聞こえた。」
- りんでん@zkoto4282025年6月9日読み終わった圧倒的な第3部。大陸の挿話はどれも胸が苦しくなった。2人がまた出会える事を祈っている。「100分de名著」で解題を読みたいような自分の感情だけで閉じておきたいような。
- monami@kiroku_library2025年6月3日読み終わった村上春樹作品の中でも、かなり暗く感じた作品だった。 そもそも、作中に真っ暗闇のシーンが多い。 だから、暗い井戸のシーンや、暗闇での戦いを電気のつかない部屋で、Audibleで聴けたのはとてもよかった。 そしてこの物語を今日、眠れない夜中から夜明けにかけての時間で読み切ることができたのは、とても相応しい終わり方だったと思う。
- 🧠@sousoukun_2025年5月25日読み終わった書店入り口に平積みになっていて、あとで100分de名著で紹介されていた事を知る。読むのと並行しながら見れて満足度も高くなった! 村上春樹の文章はものすごく読みやすい。文字がすらすら頭に入ってくる感じ。内容は難解だし、夢と現実の境がわからない上に、時系列や物語を語る人物も各章ごとに変わるのに、なぜか全く混乱する事もなく。スッと入ってくるのは本当にすごいなぁと思った。 主人公の誠実さに欠けるところは、自分の性格上許せないと思いつつも、一定の距離を感じつつも嫌いにもなれない不思議な主人公だった。 村上春樹の本で毎回注目するのは音楽だけど、泥棒かささぎは聞いた事があった。ロッシーニ版を聞いているけどハマってしまって最近結構気に入っている。 戦争と動物園ってよく一緒に描かれるような気がするのだがあれは何なのか。シナモンの創作や記憶と妄想が入り混じったようなナツメグの話し。主人公の考察…これらの内容の曖昧さもあって。すでにある自分の中の「戦争中の動物園」というイメージに新たなふわふわしたものが追加されてしまった。(わたなべまさこの幼少期、宮沢賢治、夢見る帝国図書館、かわいそいなぞう、など)
- Chisa@chisa_ima2025年5月10日読み終わった旅のお供本@ 飛行機バルセロナ→アムステルダム→大阪の帰りの飛行機の中。ほとんど寝ずに読んでいて、ついに読み終わった、、、!第3部だけで十分色んなことが起きててびっくり。話が込み入ってて重厚すぎる。おそろしく、重く、ときどき愛ある印象だったなあ。感想を言葉にできそうにもない、今まで読んだ村上作品になかった読書体験になった。泣きそうになった(2部の終わり、3部の途中)のも村上作品で初めて。 やっぱり旅中に村上春樹さんに浸かるの良いなあ。今日は白ワインを飲んだ。
- みど@mido2025年4月24日読み終わった今の気持ちを書きづらい。 闇を抱えた人たち、闇から逃れようとする人たち、闇の中にいる人たち、闇から抜け出す力を持つ人たち わたしは共感できるのか 気が付かずにいるだけなのか 明日になればわかることができるのか
- アネモネ@anemone2025年4月20日読み終わった大長編で不思議な話だった。著者の想像力が凄まじく感じた。個人的にはノモンハンや満州における凄惨な戦争の描写が興味深く読めた。再読する価値のある小説。
- r@teihakutou2025年4月18日読み終わったこれで「100分de名著」に安心して臨める。 1・2回目の放送見たけど、事前に作品を読んでおいてよかった、読んでなかったらさっぱりついていけてなかっただろうな、と思ったので。 第2部の解説では、ミルチャ・エリアーデのヒエロファニーへの言及(「良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られる」を引いて)とか、マジックリアリズムとして読まれているという説明が興味深かった。
- ゆい奈@tu1_book2025年4月11日読み終わったすごい。なにもかもがあった。そのなにもかもに圧倒されながらどんどんと物語はすすんでいき、わたしは巻き込まれ、あなたは一体ダレ、現実はドコ、となったあたりからが楽しい。大体はずっとそうなのだけど。やれやれ。シナモンと笠原メイの幸福を祈っているよ。
- なかちきか@susie_may41412025年4月10日買った読み終わった読んでいるうちに、長谷川四郎の『シベリヤ物語』を思い出したのだが、そう言えば村上春樹は長谷川四郎が好きだと聞いたんだった。『シベリヤ物語』に推薦の言葉も寄せている。
- ゆい奈@tu1_book2025年4月9日おなじことをしても、注意される人と注意されない人がいるのはどうしてなのだろう。ずっと機嫌よくいることはなかなかむずかしいし、そろそろねじまき鳥も読み終えてしまいたいし、いよいよヘミングウェイの『武器よさらば』に手をのばしたい。さっき宝石のようなクッキーをひとつ食べた。さいごのひとつだった。かなしい。
- ゆい奈@tu1_book2025年4月6日読んでるドイツで買ったものをひさしぶりに棚からだしてみたら、とても綺麗だった。ねじまき鳥はどんどん面白くなってきていて、いよいよ眠りたくないとかまでになりそうなので、ここで寝ようとおもう。やれやれ。
- Hoshiduru@lilimoe2025年3月29日『文学効能辞典』の「無職のとき」で紹介されていて、どうにか完結したいと思って読み進めていたけど、まっったく理解ができない&すごく苦手な描写が繰り返し登場するだろうことを理解したので、今回はあきらめることにした……。いつか解説片手に読みたい。アルバイトも決まったし、無職ではなくなるのでちょうど良い機会だろう(?)
- Hoshiduru@lilimoe2025年3月27日読み始めた覚悟を決めて読み始めたけど相変わらずさっぱり分からない。今回は前巻を読んでから半年近く手に入らなかったせいもあるので、ちょっと復習してから続きを読む。
- 夏しい子@natusiiko2025年1月31日読み終わった辛い話も多かったが それを読み進められたのは、笠原メイのおかげだと思う。 クミコに関しては途中から何となく、そういうことではないかと予想がついてきた。 興味深かったけれど、ああ面白かった、というタイプには 感じなかった。 やっぱ笠原メイがいてこその、ねじまき鳥だな。
- zita@giraffechai2025年1月7日読了再読こんな話だったか?と思いつつ、やはり春樹の長編では一番好き。 「流れというのが出てくるのを待つのは辛いもんだ。しかし待たねばならんときには、待たねばならん。そのあいだは死んだつもりでおればいいんだ」 「時間をかけることを恐れてはいけないよ。たっぷりと何かに時間をかけることは、ある意味ではいちばん洗練されたかたちでの復讐なんだ」 「良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られるものです。」