
りなっこ
@rinakko
2025年7月3日

見晴らし台
川野芽生
読み終わった
素晴らしかった。10年以上にわたり発表されたエッセイや評論、往復書簡など。幾つかの書評や山尾悠子さんとの往復書簡は既読だったが、読み返してまた感嘆した。
とりわけ「呪われたもののための福音——『ラピスラズリ』評」での、先ず “生と生殖に対する屈託” を指摘してから、フェミニズムとシスターフッドの物語として読み解く展開は、何度読んでもわくわくと引きこまれる。言葉に対して誠実に凛然と向き合い、自分の言葉を使って思惟を深めていくこと。〈現実〉を疑い、不変の真実などないということを突きつけるための幻想について。など


