
noko
@nokonoko
2025年7月3日

言葉の風景、哲学のレンズ
三木那由他
読み終わった
借りてきた
確かに私は自分が…受けた不利益についても、あちこちで説明をしようとしている。とはいえ、それで知識が増えるひとがいればそれに越したことはないが、それが主目的であるわけではないようにも感じている。私に限らず、マイノリティの立場に身を置くさまざまなひとたちがそうした説明を心がけるのは、知識そのものの伝達をら望んでいるというよりは、その会話を通じで相手が私たちへの向き合い方や普段の行動の仕方を変えてくれることを望んでいるからではないのだろうか?
たとえ知識や情報は大して増えず、「よくわからない」と感じていたとしても、それでも目の前の会話の相手と今後もスムーズに一緒に過ごせるように、言動を修正してくれるひとはいる。それで十分だし、それこそが必要なのではないか、と私は思う。別に知識の獲得という意味では理解なんてしてくれなくていいし、そして安易に理解できるなどとも思ってほしくない。ただ私とあなたで今後とも一緒にやっていけるようにしてほしいだけなのだ、と。

