綾鷹
@ayataka
2025年7月6日

・ネットで文章を読むとき、私たちは「読者」ではなく、「消費者」
・読書は「体験」であり、人生観、人間観を深め、想像力を豊かにし、人格を大きくしていくことができる
◾️読書をする人だけがたどり着ける「深さ」
・教養とは、雑学や豆知識のようなものではなく、自分の中に取り込んで統合し、地肉となるような幅広い知識
・単なる物知りでなく、教養が人格や人生にまで生きている人が「深い人」
・文学を読むことで、複雑な感情を感じ取ったり言語化したりする能力を身に付けることができる
・「知的」とは、知識が豊富で、言語的な認識力が高い人
◾️深くなる読書 何をどう読むか
・「深さ」を手に入れるには、深くその物事を捉える力、「認識力」が必要
・読書は大きく分けて、情報としての読書と、人格としての読書の二つある
・情報としての読書であっても、情報と人間の営みとを一緒に理解しようとすれば、おのずと深まっていく
・読書は自分と異なる視点を手に入れるのに役立つ(自分と違う見方だと思っても、一旦は著者の目になったつもりで本を読む)
・海外の文学、思想書や歴史書を読むと、人類の普遍性を感じると共に、異なる視点と感じる
・「著者月間」を作って、広く深く読むことで、点が繋がって面ができていく
◾️思考力を深める本の読み方
・文章を読んで意味を理解(読解)して終わらせるのではなく、「自分だったらどうだろう?」等と自分に引き付けて考える
・感情を乗せて読む
・読みながらメモする
・本を読んだら人に話す(思考を深めるには対話が一番。語る相手がいなければネット上のレビューを読む。)
・読んだ本のポップ、キャッチフレーズを書いてみる
・読んだ本の中から好きな文章を3つ選ぶ
・ツッコミを入れながら読む
・先を予測しながら読む
◾️知識を深める本の読み方
・知識と認識はセット(知識が増えると認識力も高まる)
・驚くべきことに驚けるのは教養があるから
・知識の増え方は細胞分裂のように、倍、倍で増えていく感じ
・あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊ほど読むとかなり知識が得られる
・知識を上手に取り出せるようになるには、「つながり」を意識して読むとよい
・ベストセラーや話題の本は、その流行っているときに読むことが大事(その時代の空気感にマッチしているから)
・本屋に行って、たまたま出会った本を読むことで知識を広げる
・人に勧められた本を素直に読む
・図鑑や百科事典で全体像を把握する
◾️人格を深める本の読み方
・知識、思考、感情、性格など統合した個人のあり方が人格
・名著と言われるような作品を残した著者の偉大な作品を読むことで、偉大な人の器に触れる
・長く愛され、世界中で読まれている文学から、「時代を超えた普遍性」を読み解く
・自分だけの名言を見つけるつもりで本を読む
◾️人生を深める本の読み方
・文学とは経済的成功や勝ち負けとは違う次元で成立している。「生きる」ことの意味の深さを何とかつかまえようとしている、そういう営み
・生きる意味を捉えようとする力を読書によって育むと、色々なものの深さがわかるようになる
・インドや中国も含めた4000年もの歴史に流れる東洋の精神文化とつながることができると、強くなれる
・本を通じて他人の人生を追体験する
◾️難しい本の読み方
・本だけでなく映画、漫画、映画、音楽などそれぞれに名作と言われる、時の流れの試練に耐えて残ってきたものには、それだけのパワーがある
・集中力を鍛えるには、まずレベルの高い本から
・名作だけれどもとっつきにくい作品は、本・ドラマ・映画・コミックを回す
・読書は「わからない」ところがあっていい
