
ハム
@unia
2025年7月4日

文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学
宮崎智之,
山本莉会
読み終わった
おもしろい。
犬派か猫派で文学批評。
ガチガチの評論では見えてこない魅力がある。
谷崎潤一郎、室生犀星、内田百閒などの猫派にやたらと興味をそそられた。というか猫派を担当してる山本莉会さんの文章が良い。
谷崎潤一郎の在り方についてだったり、室生犀星の評価だったり、犬猫からの人となりを通して作品を読みたくなる。
「人間はその生涯にむだなことで半分はその時間を潰している、それらのむだ事をしていなければいつも本物に近づいて行けない」という室生犀星の作品の台詞、いいな。
深掘りしてみたくなった。







