
白玉庵
@shfttg
2025年7月5日

2024年の本部町営市場
橋本倫史
読んでる
橋本さんのインタビューはどれも本当に丁寧で、相手、土地、歴史へのリスペクトが素晴らしいのだが、この本は現時点でその最高峰なのではないかと思いながら読んでいる。
コスメティックさくらのインタビュー中にたまたま来た94歳の常連「松田さん」のお話がとてもよい。
「市場で手に入るものは市場で買う。ここで買えば、そこのお店の方がまた、別のお店にお金を落とすでしょう。だから、市場で買えないものが必要なときだけ、スーパーに行く。こういうふうに生活しています。」そうありたい。本を買うときも、たぶんその考え方でいける。
金城鮮魚店で本部の変遷や食生活における魚の位置が詳らかに語られたあとにコスメティックさくらに繋がるところが、なんともスムーズでお見事。
『沖縄の生活史』が好きな人にはぜひこの本も読んでほしい。
