
菜穂
@mblaq_0825
2025年7月6日

百年の孤独
ガブリエル・ガルシア=マルケス,
鼓直
読んでる
本のある暮らし
積読家
輪読会にて
第5回はP243〜P296を読了。
序盤はアウレリャノ・ホセの悲劇や、アマランタの心の閉ざし方が印象的でした。
「自分は幸せになってはいけない」とでも言うような彼女の姿に、もどかしさが募ります。
アウレリャノ大佐は戦争の果てにかつての優しさを失い、ついに自ら命を絶とうとしますが……この人、本当に悪運が強い。まだ生きてる。
気づけば数十年が過ぎ、彼は少なくとも70歳近く、ウルスラ母さんは90歳以上? それでも彼女は変わらず逞しく、
「まあ見ておいで。よそでは見られないくらい、この変人ぞろいの屋敷を、立派な、誰でも気楽に訪ねてこれる家にしてみせるから」と宣言。
なんと頼もしい。ウルスラ母さん、やっぱり推せる。
P285〜P296(ここからは一人読み)
後半は、双子(アウレリャノ・セグンド&ホセ・アルカディオ・セグンド)の成長譚へ。
名前の混乱にようやく気づくウルスラ母さんに「遅いよー!」とツッコミたくなりました。
物語はちょうど折り返し地点。これからの展開がますます楽しみです。




