小池陽慈 "ミライの源氏物語" 2025年7月7日

ミライの源氏物語
ミライの源氏物語
山崎ナオコーラ
私がnoteに書いた、「傑作と差別の表現」という記事を読んでくださった方から、ぜひ、この一冊をと勧めていただいた本。 その「傑作と差別の表現」という記事では、かつての作品に「差別の表現」があるとき、私たちは、その作品とどう向き合えばいいのかということを考え……そして、何も結論を出せなかった。 『ミライの源氏物語』は、こうしたテーマについて、果たしてどう語り、悩むのか。 ひとまず、「末摘花」の解釈を読む。 ルッキズムをコードとする、受容論だ。 なるほど、と思う。 けれども、「んん…」と思うところもある。 きっと、筆者自身もそうなのではないかと感じる。 そんな語り方である。 だからこそ、「あ…この本は信頼できる」と思った。 兎にも角にも、読み進めていこう。
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