ミライの源氏物語

11件の記録
- 小池陽慈@koike_yoji2025年7月7日読み始めた私がnoteに書いた、「傑作と差別の表現」という記事を読んでくださった方から、ぜひ、この一冊をと勧めていただいた本。 その「傑作と差別の表現」という記事では、かつての作品に「差別の表現」があるとき、私たちは、その作品とどう向き合えばいいのかということを考え……そして、何も結論を出せなかった。 『ミライの源氏物語』は、こうしたテーマについて、果たしてどう語り、悩むのか。 ひとまず、「末摘花」の解釈を読む。 ルッキズムをコードとする、受容論だ。 なるほど、と思う。 けれども、「んん…」と思うところもある。 きっと、筆者自身もそうなのではないかと感じる。 そんな語り方である。 だからこそ、「あ…この本は信頼できる」と思った。 兎にも角にも、読み進めていこう。
- 柿内正午@kakisiesta2025年5月27日読み終わった今月は慌ただしく、本が読めなかったのだけれど、行きの通勤電車でするする読めて、それでいて楽しく本を読むフォームを確認できて、とてもよかった。
- 講房@tortaparadiso2025年4月11日かつて読んだ『光る君へ』の放送開始前に読んだ気がする。 源氏物語エッセイ。 ナオコーラさんの眼差しが誠実でグッと来た。 そして自分も常にアップデートし続けなくてはいけないなぁと身につまされた一冊 学生の頃楽しんでいた作品が、自分の感覚が老化(&倫理観の更新)したことにより読めなくなる現象について言語化していただけたような、とてもスッキリした覚えがある
- 大皿@zarabon2025年2月4日読み終わった「光源氏のハチャメチャっぷりは容姿と家柄の良さだけでチャラなんかい」とむかついたり、「言ってることめちゃくちゃだけど、なんかでもその気持ちはわかるわ〜…」と1000年超えても変わらないものを見つけたりすることは、現代に生きる私たちだからこそできる、源氏物語の楽しみ方なのだ! 📝 光源氏が服だけを抱きしめて遠くにいる相手を想像したように、私も読書をするときは文章という衣を見つめて、これは衣のみだけれども、世界のどこかに隠された心があるのだ、と想像したいです。 この一文の美しさにやられた。ナオコーラさんの文章の光り方は唯一無二だ。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年4月29日読み終わったドゥマゴ文学賞。 原典も解説本の類も読んだことがない自分にとっても、めちゃくちゃ面白かった。原典を読むことはしばらくないと思うけど、古典の読み方として「文学はただの旅」という表現は最高だった。