毎日 "本と歩く人" 2025年7月7日

毎日
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@nichi_nichi_sow
2025年7月7日
本と歩く人
本と歩く人
カルステン・ヘン,
川東雅樹
タイムライン(という言い方で良いのかな?)に出て来て、気になったので購入。 装丁が素敵だなとまず思う。緑の表紙なんだと読んでいて途中でふふとなった。 まだ読み途中なので、新店長さんとカールがうまく収まれば良いなと思っている。 お年寄りと子供がタッグを組んだ本楽しいね〜。 ーーー 読み終わり。 あとがきに特徴の一つとして挙げられていた、人物描写(内面とか過去?その人を形作っているもの)のあっさりしてるに関して、確かにそうだなと思った。それに合わせて、あだ名も出てくるから、最初の方誰が誰かよく分からなくなる。でもこのよく分からない状態は主人公のカールと同じ目線でいるという事なのかな。カール自身も本を介してしか相手と付き合っていないから、個人の個性が表面しか見えてない。最後に「本にする」という事だったので、カールが書いた本で個々が描かれるのかな。 上司とはうまくいかなくて(本に書かれてる時間枠では)、それはなんかまぁそうだよなと思うけど、ハッピーエンドじゃないのねってなった。まぁ実際としてカールがどんなに彼女に寄り添って働きかけたとして、彼女自身が変わろうとしないと一生あのままだよね。 あと個人的に本の中で、登場人物がこの経験を本にしようと思う!という流れになるとすごく萎えるのだけど、私だけかしら。非現実として理解した上で読んで、読んでるその時現実のものとして楽しんでいるのに、「今手に持っている本」がその書かれた本ですよ的なことになると、絶対にありえないから本の中身が現実に侵食して来て、非現実の現実じゃなくて、非現実でかつ非現実になるから、やめてくれ〜ってなっちゃう。
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