本と歩く人

208件の記録
- maru@marumaru232025年10月1日買った読み終わった読み終わったー! 訳者の川東さんのあとがきも読んで 深く作者や本を考察して訳されていたと知った。 本の表紙のデザインも素敵で温かい本。 作中、個性的な登場人物が読み進める度に 愛しく感じることができた。
- maru@marumaru232025年9月26日買った読み始めた本の帯にコメントを書いてたのが八木沢里志さんだったので衝動買い。 最近、本屋行く度なにかしら買ってる。 まだ読んでない本もあるのに……。 読み始めてまだ目次にも辿り着いてないのに 『小説とは読者の魂をかき鳴らすヴァイオリンの弓のようなものである。』 スタンダール この一節があって衝撃。 続きを読むのが楽しみだ。
- かおり@6kaorin52025年9月17日読み終わった感想読書日記歩く。 ひとりで。 どんな暗闇の道でも。歩く。 「おじさんはひとりで歩く、あたしはおじさんの隣をひとりで歩く」。 ひとり と ひとりの、その間には本。 本を欲している大人のための童話のような小説だった。 ひとり と ひとりだったカールとシャシャ。 でも 「みなさんはこれから毎晩わたしといっしょに歩くのですよ」 という大団円。「本と歩く人」から「本と歩く人たち」へと道は変わった。 「本には進むべき道を示してくれる人が必要だ」。 いつか、カールがいなくなる日が来ても、いつまでも街を本と歩くシャシャの姿が浮かぶ。 本が進むべき道を歩く姿が。 じんわり、本への優しさが沁みる一冊。
- かおり@6kaorin52025年9月14日買った読み始めた読書メモ@ 自宅「いい本とは」 「第三に三百ページ以上、三百八十ページ以下であること。そして最後に表紙が緑色でないことだった。緑の表紙の本は信用ならなかった。苦い思いをさせられたことも一度や二度ではない」 p10. いきなりパラドックス的な? 本書、二百五十ページに満たない三百ページ以下だし、何より、表紙が緑なんだけれど。 だけれど、そこはかとなく「いい本」の雰囲気が漂っている。
- おかか@95_reads1582025年9月1日読み終わったドイツ文学。読書、本好きにおすすめ。 本を愛する老書店員の毎日のルーティンは顧客に本を歩いて届けること。ある日、そのルーティンに少女が加わり… 辛い展開もあったものの、すべてがうまくいく幸せな結末に。話のあともカールとシャシャが本を届けに街を歩いてるんだよなあと思うと本当によかったと思う。 海外文学100冊マラソン 5/100
- りら@lilas_lilacs2025年8月28日読み終わったやっぱり本っていいな、大好きだなと思える心温まる小説だった。 本を配達する老書店員カールと賢く元気いっぱいのシャシャ。少女の突飛な言動に翻弄されるカールと個性的な顧客たち。それぞれが悩みや問題を抱えていたけれど、シャシャにいつしか心動かされ、自らを縛っていた境遇から一歩踏み出す勇気を得る。本は人と人をつなぎ、癒しや喜びをもたらす。それってすてきなことだよね
- オーカド珈琲@K77772025年8月13日読み終わった本が好きなら読んでおけという本がたまにあるのだけれど、これはその一冊。 歩いて本を配達する老人と、それについて歩く少女と、本を配達される人たちの織りなす物語。 本に対する愛情と、端々の表現に心が掴まれます。
- とーひろ@kajihirorz13162025年8月8日読み終わった読んで良かったとても良い読書の時間だった。 喜び、哀しみ、怒り、ユーモアがすべて詰まっている。海外映画を見た感じがするし、映画になりそうな話。
- 毎日@nichi_nichi_sow2025年7月7日読んでる読み終わったタイムライン(という言い方で良いのかな?)に出て来て、気になったので購入。 装丁が素敵だなとまず思う。緑の表紙なんだと読んでいて途中でふふとなった。 まだ読み途中なので、新店長さんとカールがうまく収まれば良いなと思っている。 お年寄りと子供がタッグを組んだ本楽しいね〜。 ーーー 読み終わり。 あとがきに特徴の一つとして挙げられていた、人物描写(内面とか過去?その人を形作っているもの)のあっさりしてるに関して、確かにそうだなと思った。それに合わせて、あだ名も出てくるから、最初の方誰が誰かよく分からなくなる。でもこのよく分からない状態は主人公のカールと同じ目線でいるという事なのかな。カール自身も本を介してしか相手と付き合っていないから、個人の個性が表面しか見えてない。最後に「本にする」という事だったので、カールが書いた本で個々が描かれるのかな。 上司とはうまくいかなくて(本に書かれてる時間枠では)、それはなんかまぁそうだよなと思うけど、ハッピーエンドじゃないのねってなった。まぁ実際としてカールがどんなに彼女に寄り添って働きかけたとして、彼女自身が変わろうとしないと一生あのままだよね。 あと個人的に本の中で、登場人物がこの経験を本にしようと思う!という流れになるとすごく萎えるのだけど、私だけかしら。非現実として理解した上で読んで、読んでるその時現実のものとして楽しんでいるのに、「今手に持っている本」がその書かれた本ですよ的なことになると、絶対にありえないから本の中身が現実に侵食して来て、非現実の現実じゃなくて、非現実でかつ非現実になるから、やめてくれ〜ってなっちゃう。
- 彼らは読みつづけた@findareading2025年6月7日かつて読んだ*読書で見つけた「読書(する人)」* 《どうか笑わないでください。でも僕にとって読書している女性ほど美しいものはありません。そんな女性が本に心を奪われ、周囲のすべてを忘れるのは別世界にいるからです。特に息詰まる場面での瞳の動きや深い呼吸、あるいは何かユーモラスな一節で浮かべる微笑み。》 — カルステン・ヘン著/川東雅樹訳『本と歩く人』(2025年6月、白水社)
- 白水社@hakusuisha2025年5月29日本を愛し、書物が生きがいの孤独な老書店員が、利発でこましゃくれた9歳の少女と出会って閉ざされた世界を破られ、現実世界との新たな接点を取り戻していく物語。 本国ドイツでは60万部のベストセラー、現在世界35か国で翻訳されています。 老舗の書店に勤める主人公カール・コルホフは、おなじみのお客さんそれぞれの好みを熟知し、毎晩徒歩で注文の本を届けて感謝されています。 カールはお客さんたちにこっそり本の世界の住人の名前(ミスター・ダーシー、エフィ・ブリースト、⾧靴下夫人、朗読者、ファウスト博士など)をつけて、自分の暮らす旧市街を本の世界に見立てることを秘かなたのしみにしています。 ある日突然、シャシャと名乗る女の子がカールの前に現れました。 ひょんなことからカールの本の配達に同行するようになり、お客さんたちの生活に立ち入り、カールとお客さんとの関係をかき乱していくシャシャ。 歩いて本を配達するふたりの珍道中と、曲者揃いのお客さんたちとの交流、そして思いがけない結末…… ほのぼのとした読後感で読書と文学への愛に満ち、文学ファンが思わずニヤリとする小ネタも満載。 現代のメルヒェンのようなこの作品を、本好きなみなさんと共有したいと願っています。
- Anna福@reads--2503091900年1月1日読み終わった表紙がズバリ。オースティン、果ては三体まで沢山の本が登場するのもワクワクした。カールとシャシャに、私が真に必要とする本を届けて貰いたくなった。映画になりそう。