
はな
@hana-hitsuji05
2025年7月7日

性差別の医学史 医療はいかに女性たちを見捨ててきたか
マリーケ・ビッグ,
片桐恵理子
まだ読んでる
図書館で借りた
女性の身体について情報が提供されても、男性と同じ身体反応が女性に起きるはずがないとそれを軽視することで結果的には研究が深められないケースがある。
これに限らず、相手の訴えを自分の知識や経験の範疇から連想できない場合は同じくその状態を軽視しがち。
問題点や気づきがなかったことのように扱われる。
この本は医学や研究における男女差や違和感を記してあるけれども、最終的には性別による問題点だけでなく、知識なり力なり何かをより持っていると(本人が)感じている者が持っていないと(勝手に)認識している相手に対してやりがちである普遍的なことだなと注目してしまう。
これはどの性別同士や組み合わせでも起こり得る。人の痛みは自身が同じ経験をしていないので想像することは出来ても実感することは出来ない。
人間誰しも自分の知力体力能力には限界?果てがあり、その先の世界、すぐ隣の世界の存在に気づけるのはとても難しいから、自分の世界で判断しがち。
そういう本質的なことを読んでいてとても興味深いと思う。









