t "グリフィスの傷" 2025年7月7日
ホーム
t
投稿
t
@tm_1033
2025年7月7日
グリフィスの傷
千早茜
読み終わった
傷をめぐる10の物語。 どちらかというとネガティブなイメージがある傷の中にも、祈りとか希望みたいなものが描かれていてあたたかい気持ちになれた。 最後の「まぶたの光」が特に好きだった。 中学生の主人公と病院の先生。 年に2回、診察の時に会える大好きな先生。 患者と先生。子どもと大人。 2人の距離感が切なくて愛おしかった。 先生の呼び方が「さやちゃん先生」なのがまた良くて。「さやちゃん」じゃ近すぎて、「さや先生」じゃ遠すぎる。主人公の先生への気持ちをあらわす呼び方だと思う。何度でも読み返したい。
読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved