
えび
@robi_xiaoEB
2025年7月8日

私の最後の羊が死んだ
河崎秋子
読み終わった
めちゃくちゃ良かった
ーわたしはちゃんと羊飼いだった。
羊を迎え、育て、送り出すまでの手の温度。なぜ羊飼いをやめることになったのか、最後まで誇り高く羊飼いであるとは、どういうことなのか。著者は最後の羊を軽トラに乗せ、自ら屠畜場までハンドルを握る。命を送り届ける最後の道のりまで、羊飼いとしての責任と誇りを静かに背負って。
読み終えた後は感傷よりも著者の羊飼いとしての誇りに胸が満ちた。静かな熱が余韻となって続いている。近いうちにジンギスカンをしようと思う。




