
momoka oba
@momoka
2024年10月10日

ベル・ジャー
シルヴィア・プラス,
小澤身和子
かつて読んだ
去年の秋、那須の温泉まで1泊2日のひとり旅。部屋にこもってひたすら読書。中盤から『ベル・ジャー』の世界にのめり込み、夢中で読んだ。これを読んだのが30歳の今で本当に良かった。10代の頃に読んでいたら、きっと影響を受けすぎていたから。
👇🏻今の自分にぴったりだった一節。
「イチジクの木の幹の分かれ目に座り、飢え死にしそうになっている自分の姿が見えたーーどのイチジクを選んだらいいか決められないのだ。あれもこれも欲しくて、ひとつを選んでしまったら、残りすべてを失うと思っている。そうして決められずにいたら、イチジクにしわが寄って黒くなり、ひとつ、またひとつと、足元の地面に落ちていった。」
