綾鷹 "しろいろの街の、その骨の体温..." 2025年7月11日

綾鷹
@ayataka
2025年7月11日
しろいろの街の、その骨の体温の
・私は「嫌い」という言葉が好きなのかもしれなかった。この言葉を口にしていると、自分がどんどん鮮明になっていく気がする。 ・見返すなんてばかみたいだな、と私は思った。見返すということは、相手と同じ価値観を共有するということだ。ピラミッドの存在を肯定することだ。 ・私は「観察する私」になりきることで、いかにも教室を冷静に見つめているかのように、こっそりと、皆より少し高いところにいるような気分に浸っている。そして、実際には値段の低い自分のボロボロの自尊心を慰めている。 ・教室の中で、皆が、それぞれ自分を守るためや喜ばせるために、精神的な自慰行為に没頭しているのかもしれない。
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