しろいろの街の、その骨の体温の
208件の記録
海底@kaitei2026年10月6日読み終わったすーーーーーーんごい。なんだこれは。 2013年三島賞受賞作品。 強制的に自分もその時代に引き戻される。 読めるタイプのタイムマシン。 「アイドルを見ているようなきらきらした二人の目と違って、私の目は伊吹の小さな動き一つ一つを、必死に貪っているみたいだった。」 覚えがありすぎて自分のアルバムを見ているのかと思った。苦しい。 廊下に張り出された修学旅行のスナップ写真から、密かに好きな人が写ってる番号を書いて注文した覚え、ありすぎる。殺してください。 スクールカーストの描写がべらぼうに巧い。読んでてあっぷあっぷする。教室内の閉じた空気感。ねばねばした人間模様、くだらない会話の内容、つまらなく開発されていくニュータウン、人に合わせて言葉を選ぶ自分、自尊心や欲の動きがひとつひとつ丁寧に掬われて描写される。生きた心地がしない。自分の内臓を拡げて見せられてる感じ。 「女の子の未成熟な身体の中で、エピソードは宗教になり、初恋は化け物になる。」 小・中学生の衝動をここまで的確に描写してる作品をまだ他に知らない。読んでてぐえ〜〜ってなった。超面白かった〜。



あやな@ayn__1242026年9月29日読み終わった感想村田沙耶香が詰まりすぎていて私にしてはすごい速さで読了。ラストの疾走感が良かった。もう一度読みたいな、性の美しさが詰まっていたと思う。欲望は乱暴なものではなくて大切で綺麗なものであることを教えてくれた。なるほどなあ
torajiro@torajiro2026年9月28日読み終わった主人公の結佳の小4と中2時代という”女の子”が”少女”へと変化していく時間を描いた作品。村田沙耶香作品はこれまでにも何冊も読んできていますが、他作品のようなぶっ飛んだ切り口の設定や世界観で魅せる作品とは一線を画した一作ですが、だからこそ余計に作家の凄みのようなものを感じました。自身の身体や性格、周囲との関係や環境などままならないものに対しての思春期の痛ましい程の葛藤は読んでいて苦しさを感じる程でしたが、終盤の結佳の自己理解、世界理解の変容は前半の苦しさがあるからこそ鮮やかで美しいカタルシスがありました。素晴らしい点はいくつもある作品ですが、本作の舞台をニュータウンとした点が素晴らしいですね。タイトルにも表れているように変化し、成長していく街と二次性徴期の精神と身体の変容と重ねながら捉え描いている点が秀逸でした。
nica@nica2026年9月9日読み終わった書店で買った本自分の小学生、中学生時代を思い出しながら 読んだ 当時はカーストという言葉すらなかったものの 言葉がないだけで 実際はやはり 目立つ人、普通の人、根暗な人、嫌われ者 わかれてた 途中とても嫌な雰囲気の部分が結構続いて読むの辛かったけどそれだけじゃないから最後まで読んで良かった そして 読みながら ゾクゾクした 村田沙耶香さんこの本どうやって書いたんだろう 読んでて、「学校覗いてた?」 て思うほどだった だから付箋だらけになった ほかの村田沙耶香さんの本とはまた違った感じだった この本好きだわ 気になる言葉とか好きな言葉とかそんな部分ではなく あ!あるある! うん!私も当時思ってた! とかの部分に貼った
りな@yuiquartz2026年9月8日読み終わったゾクゾクさせられる下心のまま読み進めると酷い目にあう。 そんな読書体験、今までに得たことがない。 これが、セカイノムラタかー!? 思春期の中に散りばめられている酷な子供らしさがヒリヒリさせる。 「お手軽に恋に落ちてしまうわりに、それはすぐに宗教になる。」 この作品に描かれる初恋って、大人の拗れた恋愛と捉えられてなんとも言えない気持ちになる。 最後読むのは、しんどかった。 でも、読み切った後の西加奈子さんの解説はある意味ご褒美なのかもしれない。 …でも、ヒリヒリ感、癖になるなぁ。





- saori@sweetbox1042026年8月11日ちょっと開いた登場人物を重ねてしまって子どもの頃の学校生活にまつわるいろんな感情を思い出し(とくに嫌だったこと、つらかったこと、恥ずかしかったことなど・・)、最初の方で読めなくなってしまった。 もうちょっと自分のことを俯瞰できるようになったら読めそう。最後まで読みたい。

山田三平@Yamada3P2026年7月24日読み終わった村田沙耶香のデビュー作からの作品で、段違いの読みごたえと、独特な読後感でした。 感動なのか、なんなのかよく分からないんですけど。 とても丁寧に描かれていて、学校内に自分も入っていったような気持ちになりました。もしくは過去の自分に記憶を戻されていたのかもしれないです。そして登場人物に生き方まで問われた気がします。 西加奈子の解説にもとても共感しました。 私も村田沙耶香は、その真摯さや切実さに引き込まれるのだと思います。 素晴らしい傑作だと思いました。 村田沙耶香、さすがです。



ふじつぼ@famisaiko2026年7月23日買った読み終わった開発途上のニュータウンと思春期の肉体が空虚さをもって共鳴する技法が光る初期の傑作である。 心身ともに主体性を獲得するという多くの人が当たり前に通過していくようなことも、このような迂遠な過程を経てしか経験できない人間だっているのだろう。 同時代にリアルタイムで読めていることがありがたい作家だ。
- とみ@10gostin2026年7月22日読み終わった何度も何度も目を背けたいと思うのに、読む手を止められなかった。 私の中の1番触れられたくないあの頃の気持ちや感情を粘土のように何度も何度も捏ねまわし、同じ形に作り直されていく感覚は怖くて仕方がなかった。 今も私の価値観は他人からの影響を受けているけれど、確かに私だけの価値観も少しずつ少しずつ積み上がっているのかもしれない。私はこれを大切にしなくてはいけないのだと思う。



ユメノ@sorehagyoukou2026年6月27日読み終わったおもろい めずらしく朝日新聞出版文庫の棚の前をうろうろしたら、キラッと光る一冊を発見!あらすじを読んで即購入。妄想していたこういう展開だったらいいなを脱線することなく進んでいったので、面白くてスラスラと読めた 小・中で日ごと入れ替わるようなターゲット制度が、高校生になった途端に消えたことと、互いにクラスメイトを信用しているような空気があったのを思い出した。大人になったからという再現性がない答えにしか辿り着けないのが悔しいが、この作品の彼ら(主に男子)が大人になる頃には過去のことなど忘れているんでしょう

さしみ@sashimi_world2026年6月20日読み終わった村田沙耶香作品の中ではグロが少なくて読みやすかった。村田沙耶香の作品は内面の価値観を揺さぶられるものが多くて物凄い好きなんだけど、副作用で吐き気を催す。今回は副作用なく読み切れました。良かった。


shuhei_shuhei@shuhei_shuhei2026年5月7日読み終わった衝撃的に面白くてすぐに読み終わった。 主人公の心情の変わりようが細やかに描写されている。 主人公のように、醜さを認めて真正面から自分と対峙できているだろうか。 -西さんの解説から- 私たちは、自分たちを、本当に、心の底から認めてあげられているのだろうか。社会という化け物が作った価値観から外れないように、私たちは自分たちの切実な思いを殺してしまっているのではないだろうか。 私たちはもっと、自分を愛してあげることができるのではないか。 自分の中に見つけたもの、それがたとえ醜さだったとしても、私たちはそれすら愛さなければならない。なぜなら、それを含めて大切な大切な私だからだ。 初めて村田沙耶香さんの本を読んだけど面白すぎた。何冊か読んでみよう。 https://www.bookbang.jp/review/article/517015


- 飽きっぽい村田@akisho_desu2026年3月25日読み終わった印象にのこった言葉 57.なにかとっておきのことを打ち明けられているような、こちらをわくわくさせる、小さな悪口を言うのが上手だった 213-214.私や信子ちゃんの恋愛感情は、小川さんの恋愛と、たとえ情熱の温度が同じだったとしても、価値が違うのだ ……価値が低い女の子の恋愛は、価値が低く扱われるのだ 作者は清潔というキーワードが好きなのかも 殺人出産の短編のなかにも同じ言葉があった 性に関して割と激しめ クラス内カーストには共感した そんな頃もあったなぁって でも、あまり好みではないかも 長編より短編の方が読みやすい気がする
つのぶえ@shofar2026年3月5日読み終わったとっても良かった。 自分が生きてこなかった、あるいは、自覚なく、無意識的に生きてきたか、自覚する前に脱落してしまったような、価値観と空気の世界を感じた。 価値判断を自分に引き受けられないほどの強烈さを持つ世界からの脱落によって、むしろ価値を語る言葉を取り戻す。傷つきが伴うのは、避けられないことなのだろうか。



sea@whitetshirtmoon__2026年2月11日読み終わった一気に読み終わった 心を抉れる本だけど、読んでよかったなぁと思う 過激な描写もたくさんあるし、読み進めるのがしんどいなぁと思う時もあるけど、読み終わると読んでよかったなぁとなるから村田沙耶香さんすごい。
こらん@pompom_s2025年12月18日買った読み終わったうつ病になってから、こんなにのめり込んで物語を読めたのは初めてだ。 学校の息苦しさと残酷さがこれでもかと描写されていて、読んでいる間はまるで自分も中学生に戻ったようだった。 しんどいけれど面白い。村田さんの他の作品も読みたい。


パッポピ@wood22025年9月1日読み終わった衝撃。もう最後の方はページを捲る手が止まらなかった。自分も小学生から中学生になる時、こういう気持ちはあったな、とか、ここはわからないな、とか、いろんな気持ちで読み進められる。 ぜひ、女性に読んでほしい一冊。






結@yi_books2025年8月30日読み終わった教室という名の小さな世界でのヒエラルキー、自分のことをどこか特別であると勘違いしていた……特別であると思いたかった……中学生のなんとも形容し難い自意識。人間の醜い部分であり、きっと誰もが通ったであろう道がまざまざと描かれていて、目を瞑りたいような、それでも気になって見てしまうような、そんな読書体験だった。苦しくなったり、戻りたくはないけれど、若さがとても眩しくなったり、不思議な読後感。









もち@mudream_31zZ2025年8月4日読み終わったなんだかもうすごすぎて言語化ができない、、、学校で過ごす生活は残り少ないけど、それでもこの時期に読めてよかったな🥲ということをまず今感じている。。刺さった。村田さん作品読んだあと、いつも良い意味でのため息しか出ない。言語化しなくたっていい感情もある、ということにして甘えてるけど、もう暫く余韻に浸ったらちゃんとメモしておこうと思います。村田さん、永遠についてゆきます。。。
もち@mudream_31zZ2025年8月3日読んでる村田さんの、「街」というものに対する眼差し(?)が結構好きかも、と読みながら思った!そういえば他の作品でもよく街に対する描写がある気がする。村田さんご自身もニュータウンで育ったみたいだし、幼少期からいろいろ感じることがあったんだろうなと思うと、村田さんの世界がリアルに伝わってくる、、


綾鷹@ayataka2025年7月11日・私は「嫌い」という言葉が好きなのかもしれなかった。この言葉を口にしていると、自分がどんどん鮮明になっていく気がする。 ・見返すなんてばかみたいだな、と私は思った。見返すということは、相手と同じ価値観を共有するということだ。ピラミッドの存在を肯定することだ。 ・私は「観察する私」になりきることで、いかにも教室を冷静に見つめているかのように、こっそりと、皆より少し高いところにいるような気分に浸っている。そして、実際には値段の低い自分のボロボロの自尊心を慰めている。 ・教室の中で、皆が、それぞれ自分を守るためや喜ばせるために、精神的な自慰行為に没頭しているのかもしれない。



Ken@ken_book_lover2025年5月30日読み終わった最強の読書体験でした。教室のヒエラルキーとコントロールできない性欲に苦しむ女子中学生の物語。彼女がものすごく辛い思いをしながら、社会の「価値観」ではなく、自分の「価値観」を手に入れる。正直、今の自分には眩しすぎて、本当に辛い気持ちで読み進めたのだけれど、今、踏ん張らないとダメなんやと思う。

南極石@lockyroad2025年5月12日読み終わった専ら村田沙耶香に読書時間を握られています。 だんだん共通のテーマや描写を見つけられるようになってきて楽しいですね。 楽しいのですが読書中はずっと心臓を握られてる気持ちになるのが村田沙耶香作品だなと思います。

葉っぱ@leaf_0332025年3月24日読み終わった数年ぶりの村田沙耶香さん タイトルに惹かれ手に取った。 成長途中のドキドキするその感覚が思い出される青春小説が楽しかった☺︎ お気に入りの本に追加★

core_@core_2025年3月22日読み終わったちょっと風呂で読書でもするかと読み始めたら、結局読み終わるまで出られず3時間湯船に浸かっていた。小説、どうしても一気読みしかできない… 自分の中の本当の感情や本当の言葉は社会の外側にある。それに気づき認めるまでにも時間がかかるし、その上で、外側の自分と向き合いながら社会の中で生きていくのは、簡単なことではないなと思う。ちゃんともがいて、傷つくことから逃げない…厳しい〜! 自分を大切にする•自分を愛するということは、けっして「楽をする」ことではない。結構努力と鍛錬が必要だということに最近気づいた。 あと、「付き合う」ってめちゃくちゃ社会的な行為なんだなと再確認。衝動にも近い、なんだかよく訳のわからない「恋心」と、社会行為としての「付き合う」が隣同士の関係にあるって、すごくちぐはぐな感じがする(大人になると、なんとなくそれっぽい言葉や価値観でその辺いい感じにまとめられてしまうけど)。そのちぐはぐをまざまざと鮮明に描いていて、自分の中に眠っていた違和感が、呼び起こされたような気がした。






































































































































































