碧
@aoiotoxxx
2026年4月30日
不等辺五角形
貫井徳郎
読み終わった
章ごとに延々と1人の語り口調で進んでいくから約300ページが1日で読めた。5人のうち重成、聡也、夏澄の証言で物語が進んでいく。親しくてもお互いの腹の中までは知らないっていう関係性が如実に描かれていた。雛乃は身勝手で自己中な人に私は思ってしまった。
不等辺五角形はそれぞれの距離感の話であることは理解できた。
でもオチを見ても釈然としない。読後の感想は“わからない”。梨愛は人を庇っている。誰を愛しているのか?伏線はあったのか?
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以下Geminiの考察を読んで漸く納得。
梨愛は夏澄を愛していた。小学校のとき蜘蛛を取ってくれたから←きっかけとはいえなんか弱くない?ややモヤる。
部屋の矛盾があるから夏澄が犯人ではないと思ってたけど証言自体が嘘だったのか
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⬛︎場所の矛盾
夏澄の証言: 「雛乃を自分の部屋(夏澄の部屋)に呼び出して話し合い、その後、雛乃は部屋を出ていった」と主張。
梨愛の独白: 壁越しに雛乃の部屋から言い争う声を聞き、その後「夏澄が雛乃の部屋から出てくる」のを目撃している。
⬛︎嘘の目的
夏澄は、雛乃を突き飛ばした際に彼女が死んだ(あるいは致命傷を負った)ことに気づいています。
自分が雛乃の部屋に行き、そこで事件が起きたと正直に話すと犯行が露呈するため、「自分の部屋に呼び出し、彼女は無事に立ち去った」という偽のアリバイを主張したと考えられます。
⬛︎不等辺五角形
確信犯としての夏澄: 夏澄は梨愛が自分を庇って自首したことを察しており、その献身を利用して自分だけが助かるために平然と嘘の証言を重ねたことになります。
一方的な献身: 梨愛は「自分が身代わりになることで愛に殉じる」と考えていますが、夏澄側には梨愛を救おうとする意思はなく、むしろ梨愛を犠牲にして保身に走っているという、タイトルの通り「不等辺(非対称)」で歪な関係性が浮き彫りになります。
⬛︎梨愛の「最期の絶望」
夏澄は自分を守るために梨愛を平気で切り捨て、保身の嘘をついています。
梨愛が命がけで守ったのは、「自分を救ってくれるヒーローとしての夏澄」という幻想に過ぎなかった、という点がこの物語の最も残酷な結末といえます。