
菜穂
@mblaq_0825
2024年6月6日

僕が殺した人と僕を殺した人
東山彰良
読み終わった
本のある暮らし
積読家
1年前の記憶を辿りながらの感想。
1980年代の台湾、混沌とした時代を生きる少年たち。ある事件を機に彼らは離れ離れになり、30年後、かつての仲間が再会するが……。
痛みを通してしか「生きている」と感じられなかった青春を、懐かしさと悔しさを伴って思い出されます。過去と現在が交差しながら進む物語に心を揺さぶられ、読了後には静かに涙がこぼれました。
東山彰良さんの言葉の力に圧倒される一冊。




