僕が殺した人と僕を殺した人
12件の記録
月下の医師@rinrin-11022024年8月4日読み終わった「流」も凄かったがこれもなかなか。ノスタルジックな台湾が舞台の切ない青春ミステリー。 アメリカで「サックマン」と呼ばれる少年を狙う連続殺人鬼が逮捕される。国際弁護士である「わたし」は、サックマンの弁護を担当し、これがきっかけで30年前の台湾での少年時代を回想する。サックマンはわたしの幼馴染であった…。 流と同じく回想を交えながら現在の物語が進むスタイル。叙述トリックがあり意外性もある。本筋には大きく関わらないが流の登場人物も何人か出てくる。


菜穂@mblaq_08252024年6月6日読み終わった本のある暮らし積読家1年前の記憶を辿りながらの感想。 1980年代の台湾、混沌とした時代を生きる少年たち。ある事件を機に彼らは離れ離れになり、30年後、かつての仲間が再会するが……。 痛みを通してしか「生きている」と感じられなかった青春を、懐かしさと悔しさを伴って思い出されます。過去と現在が交差しながら進む物語に心を揺さぶられ、読了後には静かに涙がこぼれました。 東山彰良さんの言葉の力に圧倒される一冊。













