
れ子
@zzz_o0
2025年7月12日

自分のために料理を作る
山口祐加,
星野概念
読み終わった
去年から一人暮らしを始めて、未だ「自分が納得する自炊」の塩梅を掴めていない自分にとって、本当に出会えて良かった一冊。
とあるドラマで「自炊は自分へのサービス業」という言葉がずっと心に残っていて、この本のタイトルに通ずるものを感じて手に取った。
掃除や洗濯と同じ家事なのに、料理は毎日決まった品を繰り返し作るわけではないからレベルが上達しない、とか、
今まであまり深く考えたことなかった「料理をする」という行為そのものについての気づきが沢山。
また、2章ではどんな料理でもレシピを確認しないと作れない人や、他の人に対してはできるのに自分1人のための料理となると億劫になる人などが出てくる。共感できるところが多くて自分だけじゃないんだ、って思えた。
他人と自炊の話をするとどうしても「料理ができる/できない」の二分化した話になる。私は料理はできる方だけれども、好きだから極める、というよりも、外食や中食よりも自炊が楽だからしているだけで…ということを上手く伝えられずモヤモヤしてしまう。凝った料理を作る他人と比べて、自分なんてと思ってしまうことは一度や二度ではない。けれど、同じような人も沢山いるということ、もっと自炊を自由に捉えていいということがわかって、大分気が楽になったな〜。
料理したいな。





