ひよこまめ "文化の脱走兵" 2025年7月12日

文化の脱走兵
文化の脱走兵
奈倉有里
文学のもつ力について考える。最近読んだ「侍女の物語」も重なるが、リテラシーを奪うことは、考える力を奪うことだ。権力者は言葉を奪い、思考を奪う。そして従えさせる。だから文学者は全力を尽くして文学で抗う。 文学をなぜ学ぶのか。その一つの理由は、言葉で書かれているその奥を学ぶ術がなければ、簡単に思考を奪われかねないから。 ロシア文学の濃密さに、これまでの歴史の影を思う。
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