
Koh
@tnsm0223
2025年7月13日

本屋で待つ
佐藤友則,
佐藤友則、島田潤一郎,
島田潤一郎
読み終わった
promenade books
『本屋で待つ』佐藤友則、島田潤一郎
舞台は広島県庄原市の複合型書店「ウィー東城店」。単なる本屋ではない。地元の人々の声を丹念に聴き、それらに応えるようにさまざまなサービスを展開させていく過程で、独自の進化を遂げた唯一無二の書店。
お金や名声のためではなく、身近な誰かの助けになることをただひたすらに行う、手触り感のある仕事をしようと思わせてくれる本でした。人間万事塞翁が馬。次から次へとやってくる無理難題も、「これまでの人生はすべて、これからの人生の準備である」とでも言うかのように、この店を取り巻く人々の物語は、不思議な連なりを持ちながら次の展開へと続いていく。
不格好で、いい仕事をしよう。いつゴールが訪れるかわからないような道のりでも、丁寧に一歩ずつ進んでいこう。自分もいつか、こうした場や時間を作れるような仕事がしたいな。