
久保みのり|書店よむにわ
@kubomisan
2025年7月13日

いくつもの週末
江國香織
読み終わった
ところが結婚は動く歩道のようなものなので、じっとしていると前進してしまう。
どことも知れない、たぶんいきたくもない場所に。それで、そこにじっとしていようと思ったら、ついうしろ向きに歩いてしまうのだ。動く歩道に拮抗するために。(p.120)
江國さんの結婚哲学、おもしろかった〜!すべてを相手に委ねてしまうのは愚かだけれど、おもしろがって互いに人生を預けあうのは愉快、そんな身軽さを感じた。夫の取扱い説明書とか、妻の取扱い説明書とか、何か端的にまとめてしまわない良さがあるなあ。(もちろん、説明書は説明書でおもしろい)


