
らこりさ
@rakorisa
2025年8月26日

読み終わった
かなり時間がかかってしまったが、読み終わった。沖縄戦について網羅的に書いてある本で、大変勉強になった。付箋がたくさん。
さまざまな観点から沖縄戦が分析されていたが、改めてわかったのは日本軍の残酷さだった。沖縄の住民が投降しないように脅したり、スパイ扱いして虐殺したり、敵である米軍よりも酷い仕打ちを多々行った。また、北部疎開や南部撤退による戦争長期化が住民を含め多くの犠牲者を生んだことも再認識した。
「おわりに」にも書かれているように、亡くなった方々のおかげで今日の平和があるというのではない。本来ならば助かった人々、亡くなる必要が全くなかった人々がたくさんいたというのが真実。これは沖縄戦だけではないが、心に留める必要がある。基地問題や貧困など、今日も沖縄が抱える課題の数々は沖縄戦の負の遺産であり、その意味で沖縄戦はまだ終わっていない。
