
桜
@sakura_451
2025年7月6日

透明な夜の香り
千早茜
読み終わった
図書館で借りた
静謐な物語。依頼される香りはどちらかというとマニアックというか『匂い』であって、本人以外は理解できないものなのだけれど、読み手はどこか俯瞰して物語を眺めていて、心地良い距離感。
千早さんの作品はまださほど読んでないものの、私の中ではわりと好み、思ってたのとちょっと違った…など振り幅があって、好みな作品もラストで軽い失望があるので(批判や悪い意味ではなく、私個人の読みながらこうだといいな…というぼんやりとした希望がことごとく外れる)そもそもがこういう作風の方なんだなぁ、というのが今更のようにわかってきた印象。


