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桜
@sakura_451
生まれは昭和、心は大正。文学少女のなれの果て。
  • 2025年7月3日
    遥かに届くきみの聲
    私の学生時代には『朗読部』なるものはなかったし、他の学校ではあったのかどうかも知らないから(でもそもそも演劇部もなかったな…)活動から色々と新鮮で興味深かった。 中に朗読で取り上げられる本も主に知っている作品なので、そういう解釈で読み上げられるのか…と、『読書』とは違った視点があって、実際に聴いてみたくなる。 余談ながら、最初の方に出てきたわりとモテる感じの部長が結局のところ本編内容として影が薄かったので、あの前フリは何だったんだろう…と、ちょっと気になっている。
  • 2025年6月21日
    摘み草の里 千光寺精進ごよみ
    女性たちが悩みを打ち明けに集う尼寺で振る舞われる、庵主の心づくしの精進料理。現代でも変わらない、親子や夫婦関係、介護、女性たちの苦しみが完全に解決するわけではないけれど、美味しいご飯に僅かでも救いと癒しがあるのがいい。 ただ最後の話に出てくるクズ男が最後までクズ過ぎて胸くそ悪い展開だったので、そこはちょっとモヤッとしている。個人的には死んでたらいいと思うけど、妻子は苦しみながら生きて行くのに、こいつだけ死んで逃げられるのもそれはそれで腹立つ…
  • 2025年6月8日
    うまいダッツ
    高校生4人がおやつを食べつつ、わちゃわちゃしてるのが微笑ましい。 オタクの解像度が高いので、同類の気配がする…と、読みながらずっと思ってた。
  • 2025年5月31日
    いっそあの方が死んで下すったなら
    ちょっと価格に躊躇したものの、これはもう買いだろと。吉屋信子が影響を受けた作家ということで刊行を楽しみにしてました!
  • 2025年5月29日
    バニラな毎日
    バニラな毎日
    ドラマは舞台が関西になって、関西弁でグイグイ来られる感じが嫌だったので「原作はこんなんじゃなかったはず…」と図書館で借りてみた。 結局ドラマの方はちゃんと観てなくて、家族が観ているときに部分的に眺めていただけだけど、物語としては小説の方が読みやすくて、個々の話はドラマの方がやや掘り下げていた印象(モンブランの回とか)。
  • 2025年5月25日
    書店員は見た!
    書店員は見た!
    こんなふうに書店員さんと話したことはないし、どちらかというと話しかけられても嫌かな…とは思うけれど、自分に関わりのないところでのこういう話を聞くのは面白いなぁ、と。 エピソードの後にお薦め本が紹介されているのも、知っている本だとなるほどな〜と思ったり、知らない本だと次に読む本リストに加えたりと興味深い。 でもビブリオバトルの本を探しにきた人の話には、え、それわざわざ探しに来るんだ…という気持ち。自分の読了本の中から選ぶんじゃないんだ…新しく買った本がイマイチ好みじゃなかったらどうするんだろう。
  • 2025年5月22日
    間借り鮨まさよ
    お店を移動していく話なので、それぞれの個人経営についての悩み等、なかなか深い話だった。 それとは別に、最初のスペイン料理店の話が夫の視点と妻の視点の違いに、何かTwitter(Xとは呼ばない)でこういうの見たことあるな…という気持ちに。片方の苦労話的なのを聞いてたら、配偶者から明かされる真実…というような。これは夫が人としてダメ過ぎだろ。
  • 2025年5月21日
    喫茶とまり木で待ち合わせ
    喫茶店で少しずつリンクしていく人間関係が、読み手として「あ、あの人か!」となるのが楽しい。 手芸好きなので、2話目のハンドメイド作家さんの話は「わかるー」と混ざりたい気持ち。それにしても調理師もデザイナーも男性が幅をきかせてるのに、料理とか手芸する男の子がごちゃごちゃ言われるの何なんですかね? モヤッとした気持ちをゆるりとほどくような連作短編集。 最後の最後が「この視点で終わるのかー!」と何だか心憎い演出というか、その場の客のひとりになったような、メニューの陰でにんまりとしてしまうような素敵なラストシーンでした。
  • 2025年5月21日
    冷蔵庫のように孤独に
    静謐な美しい物語。 ピアノ、写真、照明、冷蔵庫… 心の奥底の孤独と、よすがにも似た何らかのもの。登場人物それぞれの距離感もとてもよかった。
  • 2025年5月18日
    さいわい住むと人のいう
    大きな屋敷に住む老姉妹がほぼ同じ日に亡くなった。20年ごとに遡りながら紐解かれていく姉妹の人生…。 ミステリというわけでなく、ヒューマンドラマかな。会話の中で少し引っかかった部分が過去へ遡りながら、あぁこういうことだったのか…と腑に落ちていく物語。 内容は判らないまま、かなり絶賛評を見ましたが納得の一冊。 表立って全方位に薦めるとかではなく、自分の中に大切に残って、友人と書店を歩きながら「あ、この前読んだけど、この本良かったよ」と、そっと話題にしたくなる本。
  • 2025年5月13日
    丘の上の洋食屋オリオン
    物語自体が作中のお店や料理と同じく丁寧に温かく紡がれていて、とても心地良い読了感。 登場人物はそれぞれ辛さや過酷な過去があったりもするし、同調してしまう経験もあるのだけれど、何というか私は読書にリアルな擬似過酷体験は求めていないので(なので社会派とかの黒企業小説はフィクションでも読みたくない)多少ご都合主義であろうが、穏やかな物語で癒されたい。 こちらは日常と非日常が程よく混じった素敵な物語だった。続編が出るようなので楽しみ。
  • 2025年5月10日
    ホテル・カイザリン
    どれも『世にも奇妙な物語』とかでドラマ化しそうな、やや不穏な物語の短編集。 個人的に「未事故物件」はドラマで観てみたい。ちょっとコミカルな要素を入れて、不穏さとの強弱を映像で体感してみたい気がする。 ラストの「老いた犬のように」は、こういう人多いのでは…という気持ち悪さがリアルで印象的だった。実際のところ、どれが真実なのかも第三者には判らない話だと思うけれど、「悪気はなかった」とかで曖昧にされた被害者は多いと思うので、悪気があろうがなかろうが加害したのは事実だろ、という部分はリアルでも徹底してほしい。 物語として興味深かったのは『孤独の谷』。何度かページを戻って読み返してしまった。
  • 2025年5月6日
    正体 (光文社文庫)
    映画は観ていないのだけれど、あらすじから気になったので原作の方を読んでみた。 前半から予想した真相は外れてしまったけれど、色々考えさせられる物語だった。嫌な後味ではないけれど、どうにもやるせない気持ちをやや引きずってしまう…。 こちらでの感想を見ていると、どうやら映画はラストが違うらしいので、そのうち映画の方も観てみたい。
  • 2025年5月6日
    文庫旅館で待つ本は
    わりと最近よく読むホテルものというのか、ゲストに何らかの良い影響を与えて終わる連作短編みたいな感じかな〜と思ってたら、結構意外な着地点になっててびっくりした。友人に薦める系のものではなく、読書会とかで読んだ人と少し話をしてみたい…
  • 2025年4月30日
    私が愛した余命探偵
    ケーキが大好きなのに長期入院で禁食中の夫のため、洋菓子店で働く妻はお店で出会った『ちょっとした謎』を語り聞かせる…という、日常の謎×安楽椅子探偵もの(になるのかな?) タイトルから薄々察しているものの、でもひょっとして…と期待してしまう、切なく温かな物語でした。 謎としては最初の「とある『香り』を探しにお店に通う女の子」の話が好き。
  • 2025年4月29日
    季節が好きなわたしとマダム
    インスタの途中から見始めて、書籍化するなら…と既存分は読まずにいたので、キコさんって独り暮らし満喫してる社会人なりたてくらいの年齢かと思ってたら、お子さんもいる既婚者だったのでびっくりした…(そこ?) 秋の章で、キコさんがマダムに選んだ本は何だったのかな〜というのがちょっと気になる。
  • 2025年4月26日
    何年、生きても
    何年、生きても
    単行本『花は散っても』を改題して文庫化。タイトルは最初の方が好きだな… 現在軸の39歳の女性と、実家の蔵にあった箪笥から見つかった祖母の手記という過去が交互に語られる。過去の語りは同じ歳の美しい義姉を『姉さま』と慕う、吉屋信子の少女小説めいたもので、その後の戦争から終戦後…大人になっていく過程で2人が抱えていく秘密など、現在軸のファミリーヒストリーを紐解くかたちで、夢中になって読んでしまった。 本編の内容とは関係ないけれど、私は吉屋信子の『花物語』が大好きなもので、作中の「そのハンカチは返していただかなくて結構よ」のシーンをうっとり惚れぼれと、繰り返し噛みしめて悶えております…
  • 2025年4月21日
    銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように
    シリーズ2作目。1作目もだけど、ホテルを訪れる人たちに、どこか自分に重なる部分があって色々考えさせられる。ラストのちょっとこまっしゃくれた男の子の「これから何をしたいか」「何になりたいか」の話も、もう私は大人になって、今後なんて終活を考えるようなものだけど、振り返ってもそんなに明確な将来ビジョンを考えて生きてきたわけでもないなぁ…と遠い目になってみたり。
  • 2025年4月21日
    私たちの幸せな時間 (ゼノンコミックス)
    本の整理していたら出てきたので、すごく良かったことは覚えてるけど、内容忘れてるな〜と再読して……号泣している;;
  • 2025年4月17日
    翻訳書簡 『赤毛のアン』をめぐる言葉の旅
    アニメ『アン・シャーリー』関連で流れてきて、往復書簡形式で翻訳の過程を見ることができるの面白いな〜と興味を引かれたので購入。英語はからきしなものの、自分でも少しずつ訳しながら読んでみたい。(ちなみにアニメは見れてない;)
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