
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年7月13日

版元番外地
下平尾直
読み終わった
自宅
どうやって「当てた」かとか、どれほど本や読書が愛しくて素晴らしいのかとか、そういう本の本や業界の本にほとんど興味をもてない人生だったけど、この本に綴られている全く再現性のない「生きざまさらし」の記録には胸を打たれた。勇気づけられた。下平尾さんがどんな半生を歩み、どういう問いを抱えながら読み編み取っ組み合いすっ転んで(文字通り)きたか。それがさまざまなスタイルの文章を通して伝わってくる(本文設計もさることながら、文章のスタイルの多様さがすごい。途中から何の本を読んでるだっけとわからなくなる感じも面白い。何より、私は他の同業者がどういう問いと取っ組み合いながら本を編んでいるのかを知りたかったのかも、と本書を読んで気づいた)。
(当然ながら)全く異なる経緯で出版社(出版者)に流れ着いた身だけど、私は私なりの問いを引き受けながら、引き続きこの社会の片隅で(雑務をこなしつつ...)小さな火を熾していきたい。そして願わくは、書店や読者の棚をちょっとでも占拠したい。もう30代半ばなので「健康」も大事にしながら...(このあたりは反面教師にさせていただきたい)
共和国博物館が完成したら必ず行きます。



