
Sanae
@sanaemizushima
2025年7月14日

語学の天才まで1億光年
高野秀行
読み終わった
定評のある高野さんの語学にまつわる体験談。
衝撃的で興味深く読んだのがワ人の世界、阿片を求めて潜入した地にはタイムスリップしたような世界。生活様式は極めて質素、そして日本さえも知らない人ばかりだったそうだ。
スマホひとつで簡単に意思疎通を図れる時代、果たして勉強する意味があるのか?とわたしも日々勉強しながら時々思い巡らすことがある。
言語を話せる価値は情報伝達だけでなく、共感が得られる、距離を縮めるためにあるという。
会っていきなり「何人ですか?」と聞くのは憚られるが、「何語話すの?」と聞くと、その人の素性がとたんに明らかになり、ローカル語を話すことで親しくなる、ということが書かれてあった。
さまざまな言語を学んできた筆者が「どの言語も美しい」というのには説得力がある。





