
菜穂
@mblaq_0825
2025年7月14日

新編 銀河鉄道の夜
宮沢賢治
読んでる
本のある暮らし
積読家
読書会すみれ
輪読会
輪読会にて
第13回 「セロ弾きのゴーシュ」P263~P288
2度目の再読。
真面目だけど不器用なゴーシュ。
楽団では頑張ってはいるものの、感情表現が乏しくみんなの足を引っ張っていると楽長さんに幾度も叱られています。
それでもゴーシュは諦めず、帰宅後に必死に練習をしています。そんなところへ毎晩色んな動物たちがゴーシュの元を訪れてくるように……
始めは訪れてくる動物たちに八つ当たりするゴーシュ。上手くセロが弾けずイライラしてる上に動物たちに付き合わされるものだから。
そんな中で少しずつ気持ちの変化が現れ、そして迎えた演奏会。
初読の時は読了後に胸が熱くなり涙を滲ませました。今回は再読で前回拝読したときからまだ日が浅かったため穏やかな気持ちで冷静に拝読しました。
ゴーシュの諦めない真っ直ぐさ、叱りつつもゴーシュのひたむきな努力をちゃんとわかっている楽長や楽団員のみんな、動物たちとの関わりの中で覚えたセロ弾きのコツや感情表現。
短い物語ですが気づきがたくさんあります。
宮沢賢治作品の中でもとくに好きな作品かも。
さて、本書もいよいよあと2作で終了。厳選なる抽選の上次回の課題本も決定しました。楽しみ



