勝村巌
@katsumura
2025年7月15日

何かを行うときに、それをやめられない、またはやらずにはおられない、やむに止まれぬ心持ちである「衝動」について、掘り下げている書籍。
異端と言われようと命をかけて地動説を研究する人々を描いたマンガ作品『チ。」などを例に読み解いていく。
美術の世界では衝動に導かれた作品というものに出会うことがある。また根本敬の言うところの「でもやるんだよ」精神の成り立ちを読み解いているようだった。
途中、少し回りくどいところやこじつけに感じたところもあったが、「取り憑かれてしまう」という点で衝動を幽霊のメタファーで論じているのは面白かった。

