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2025年7月12日
![文學界 2025年6月号 特集 金原ひとみとヤブノナカ[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/41PuXtsLz3L._SL500_.jpg)
じゅうぶん読んだ
芥川賞候補作のみ読みました。
⚫︎グレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」
すごくすごくすきでした。現代を生きるひとびとの足許の覚束ないどっちつかずの生活と、月に行くという偉業をなしとげたひとびとの地球から月へ向かうまでの寄る辺ない日々とが響きあう物語です。生きているひとびとはみんな軌道の、不安定なそのさなかにいるのだとおもいます。
⚫︎日比野コレコ「たえまない光の足し算」
寓話的に社会の影の部分を捉えている作品だとおもいます。異食の道化師の薗、抱擁師(このジョブとてもすきやし素敵!)のハグ、軟派師のひろめぐ……みんな異端のようで、でもわたしたちの世界にもいるということに光を当てています。
