文學界 2025年6月号 特集 金原ひとみとヤブノナカ[雑誌]
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41件の記録
- すべての本読み読み委員会@nadare2025年7月21日読み終わった出かける前に、金原ひとみとヤブノナカ特集より、怜奈ちゃんとの対談・お悩み相談コーナーをさっと読む🎪 「思いやりを持つとはどういうことですか?」という問いに「ありのままの自分でいること」だと回答されていた。こちらから切った縁も、一種の愛情だと。/ その他穂村さんからの「積読が減りません」というお悩みは、「穂村さんが読みたい本がどんなものなのか今度教えてください」と締められていた。好きな作家は優しい人だった。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年7月16日読み終わったグレゴリー・ケズナジャット『トラジェクトリー』読了。氏の作品は初読だったが、すごく整然とした文章を書かれる方だ。場所を変えても変えても付きまとう寄るべなさ、宙ぶらりんの感覚と月に向かう宇宙飛行士の孤独が重ならずとも共鳴するような配置に唸る。カワムラさんのいうところの「そのようなスペース(p.159)」はもうどこに行っても見つけられないのだろうか……
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年7月16日読み終わった日比野コレコ『たえまない光の足し算』読了。あー、すごい小説!すごい文学!「このひとの抱擁は、わたしのすかすかの心にそっと、いくつもの異界の索引を差し込むようだと薗は思った。」こんなフレーズ逆立ちしても出てきません。 あますことなく包み込み愛したい「すべて」は、個々の顔が見えてくると途端に異物と化す。ハグがハグするときに目を閉じているのも、そういうことだったのかもしれないね。最後のシーンは、雄蕊と雌蕊をないまぜにして喰らう薗自身とも重なってみえた(深読みしすぎ?)
- Ryu@dododokado2025年7月13日読んでる「トラジェクトリー」、前作、前々作と書いていることがほとんど変わらなくてビビるがより洗練されているし、洗練されすぎてもいる。生活の細やかな描写がいい。
- すべての本読み読み委員会@nadare2025年7月13日読み終わった✔︎グレゴリー・ケズナジャット『トラジェクトリー』読了。はーーーんすごくいいよーーーーー😭😭 最終的に残るのは事実で、これは仕方のないこと。アポロは月に着陸した。あの日あの場所で災害が起こった。教科書に載るのはきっと2、3行の真実だけ。でも全てのことにおいて、その過程と後日談が存在するわけで、月までの道のり3日と3時間49分。どんな会話があったか? 災害が起こった場所で、再興へ心血を注いだ人々の気持ちを、追おうと思ったことが一瞬でもある? 関係ないようであるようなことが浮かぶ。例えば選挙に行かないという人がいて、どういうプロセスを得てその結論に辿り着いたのかを想像することとか。サボらないで。過程を踏んで歩いちゃだめ。「届けたい作品」! プッシュ😭🌸
- 7235@_7_2_3_5_2025年7月12日じゅうぶん読んだ芥川賞候補作のみ読みました。 ⚫︎グレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」 すごくすごくすきでした。現代を生きるひとびとの足許の覚束ないどっちつかずの生活と、月に行くという偉業をなしとげたひとびとの地球から月へ向かうまでの寄る辺ない日々とが響きあう物語です。生きているひとびとはみんな軌道の、不安定なそのさなかにいるのだとおもいます。 ⚫︎日比野コレコ「たえまない光の足し算」 寓話的に社会の影の部分を捉えている作品だとおもいます。異食の道化師の薗、抱擁師(このジョブとてもすきやし素敵!)のハグ、軟派師のひろめぐ……みんな異端のようで、でもわたしたちの世界にもいるということに光を当てています。
- すべての本読み読み委員会@nadare2025年7月12日読み終わった二宮金次郎✔︎日比野コレコ『たえまない光の足し算』読了。私は選考委員じゃなくて良かったです。二重丸を飛び越えて、しじゅう、ごじゅう、年輪みたいな丸をつけてしまうと思います。「舌を露出させてみるとにがい味のするような夜」なんて表現、何に触れてどういう風に生きたら内側から出せるんだろう? 「しかし、薗はといえば、こんなこころの焼け野原のなかで、いま、どんな武器をも必要としない。 これから、じぶんの生に歯を立てないこと、それは、可能なはずだと薗はゆっくり思った。」p.72 「食べきれないほどのひかりの雨にうまれて、薗は、いままで、広げられる最大の歩幅へ、いっぽいっぽ開いてきた、この足の前への出し方は、ひとつも間違っていなかったと閃くように思った。 わたしはなにもまちがえなかった。ひかりを前にして、この足をいっぽも引かなかった。これまでわたしの身の上というのは、ただたえまない光の足し算だった。そしていまも、これからも、大股びらきで足していくだけのことなのだと薗は思った。」p.73 足ではない。"この"足。火傷するほど熱い"この"があった。本当に素晴らしかったです。
- マヤ@mayaya_20252025年7月7日読み終わった永方佑樹「生成変容体」を読了。 言葉は人間とともに移り変わるものだという、当たり前といえば当たり前のことになんだかとてもホッとした。 たぶん、わたしは言葉をあまり信用していないのだ。 読むことは好きだけど、書かれたものが必ずしも正確とは限らないし、その差異を他人がいちいちあげつらうのもおかしな気がする。 そういう一人一人の言葉と他人との距離感のようなものを軽やかに書いた作品だと思った。
- tony_musik@tony_musik2025年6月29日読んでる金原ひとみ目当てに買って読んだら、米国出身作家、グレゴリー・ケズナジャットの「トラジェクトリー」がとても良かった。芥川賞候補作らしい。
- ソナチネ@sonatine2025年6月22日読んでる今回、芥川賞候補が2作品も載っている。 けっこう。レアなのでは… 『たえまない光の足し算』より、『ドラジェクトリー』の方が好きかもしれないな。まだ 読んでいる途中なので答えは出ていないが
- 橋本亮二@hashi_shi2025年5月29日読んでる日比野コレコさん「たえまない光の足し算」。異食とハグ、軟派師。永方佑樹さん「生成変容体」。タイミー、ChatGPT、ラボ。永方さんのは再読したほうがよさそう。グレゴリー・ケズナジャットさん「トラジェクトリー」を今夜読む。