"小説" 2025年7月15日

猫
@mao1012
2025年7月15日
小説
小説
野崎まど
再読。 外崎が内海のためにたどり着いた心理。内海はその瞬間に本当の意味で自己と向き合い、存在を肯定できたのだと思うと胸に込み上げてくるものがある。 私達は、虚構と現実の狭間を右往左往している。小説という虚構は自己と向き合ったり、現実逃避として読んだり、様々な読み方ができる。小説を読み、そこから生み出されるものは結局"副産物"でしかなく、"ただ読むだけ"、その"読む"行為そのものに意味がある。この世に不必要なものなどないように、小説という虚構との向き合い方も人それぞれで、そのそれぞれに意味があるのである。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved