
らこりさ
@rakorisa
2025年7月15日

ババヤガの夜
王谷晶
読み終わった
ダガー賞を日本人作家で初めて受賞したことで話題になった作品。期待を裏切らない、手に汗握るバイオレンス小説だった!
途中まで「これミステリー要素あるのかな?」と思いながら読んでいたが、「え、待って…!」となる瞬間が。そこからのスピード感といったら。
エンタメ作品としてのクオリティも素晴らしいのだけれど、女性への差別や偏見、ミソジニーを描いてもいる。それに抗う主人公たちを応援する気持ちで読んだ。
そして、型にはまらないことや曖昧さを許容することについても考えさせられた。
ダガー賞受賞は翻訳家のサム・ベット氏の貢献も大きいとのこと。どんな風に訳されているのか、英語版も読んでみたい。









