
jyue
@jyue
2025年7月15日

GOAT
チョン・セラン,
小川哲,
尾崎世界観,
市川沙央,
西加奈子
読み終わった
読書日記
7月某日(月)
もし仮にタイムトラベルが出来たとして、未来と過去のどちらへ行きたいかは、現在から見て長い方なんじゃないかと思っていた。子どもたちはこれから長く続く未来で、老人たちはこれまで長く続いてきた過去へ行きたいと思うんじゃないか、ずっと考えていた。でも、チョンヨンス氏の『未来のかけら』に登場する母親は真逆の考え方だった。15ページ程度の、それでいて濃い短編。母親。母親は強いということ。遠く。光る。未来。未来にあるものは素晴らしいということ。それがたとえ死だったとしても。
『未来のかけら』も収録された短編集が出版予定とのことで、いまから楽しみ。









