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だってことにして前進。 ここは読書日記をつづる場。
  • 2026年1月4日
    トムは真夜中の庭で
    トムは真夜中の庭で
    1月某日 大抵は、眠る前に「少しだけ…」と思って開いた読みかけの本が思いの外拍車がかかってしまい、一気に読み終えて、翌朝に次読む本を選ぶことが多い。のだけれど、児童文学だけは夜に選書して、お布団のなかで最初の1ページ目を読み始めたい…と思うのは、幼い頃そうしていたからだと思う。眠る前に新しい物語の世界へざぶんと入り込んでゆく感覚が好きだった。寝室の電気が消されるそのギリギリまで読んでいた。そのまま眠ってしまって、夢のなかにも本の世界が登場してくれたらなと思うことも多かったけれど、そう都合よくはいかなかったな。
    トムは真夜中の庭で
  • 2025年12月16日
    新潮 2026年 1月号
    12月某日 ご老人たちが横一列に並ぶ明るいカウンター席で、高瀬隼子さんの随筆「友だちの捨て方」を読む。この「これ、わたしは読んでもいいの…?高瀬さんこれ書いてもいいの…?」と思うヒリヒリ感がたまらない。純文学の小説や、純文作家が書く随筆を読んでいると、サウナに入っているときのように頭がどんどんぼんやりとしてきて、わたしはそういう、いまがいつでここがどこだかだんだんわからなくなってくるようなところで、まわりとじぶんのさかいめがあいまいになってゆくような、この時間が大好きだ。
    新潮 2026年 1月号
  • 2025年12月14日
    ペーパー・リリイ
    12月某日 ペパリリ(略し方がかわいいからついつい言いたい)を読み終える。強い、力強い作家で圧倒される、勢いがすごい。流されるように『人間みたいに生きている』を読み始めた。図書館から『鳥と港』と『スターゲイザー』が準備できたと連絡がある。ずっと佐原さんのターンになりそう。 最近思うこと、朝早起き出来ても昼寝をしてしまったら意味がない。
    ペーパー・リリイ
  • 2025年12月10日
    ブラザーズ・ブラジャー
    12月某日 用事の行き帰りの電車で『ブラザーズ・ブラジャー』を読み終える。帰り道、青年から優しさに溢れた行為を受け取り、これから先あの子に良いことがたくさんあるといいなと、心の底から思った。2度お礼を言ったけれど、まだ足りない気がして、でもあと1度だけ言おうと思った頃にはもう居なくて、何度も頭のなかで呟いた。本のはなしに戻ると、ちぐさも晴彦も優しさを受け取り慣れていない不器用さで苦しそうだった。これからたくさん愛情を受け取って、大人になってほしい。続編は書かれないのだろうか。
    ブラザーズ・ブラジャー
  • 2025年12月8日
    自分で名付ける
    12月某日 事あるごとに「今年も1/3が終わったね」とか「今年も折り返し地点を過ぎたね」とか言うひと、真面目に相手をするとペースを乱されるから常に横目で見ながら過ごしているけれど、さすがに12月にもなると「あと1ヶ月かあ」と思う。 やっと、本当にやっと色んなことが落ち着いて、合間の時間ではなく、ちゃんと「読書時間」を設けられるまでに落ち着き、まずはエッセイで読書エンジンをかけることに。川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』を再読したくなった。
    自分で名付ける
  • 2025年11月18日
    ソロモンの偽証 第I部 事件
    11月某日 とことん合わないひとがいて、おそらくお互いに悪いところはなく、ただただ真逆の考え方なんだろうとは思うけれど、そのもやもやのせいで日々寝つきが悪く寝不足なのか、寝不足だからちいさなことでもやもやするのか、たまごが先かにわとりが先か。 眠れない夜に宮部みゆき。今日はここまで、と本を置くタイミングがない。ずっと面白いが継続して在る。どの作品にも共通して、宮部みゆきが描く『人間として生まれて生きること』の姿勢が胸を打つ。こんなにすぐ感動してしまうのは、年末が近いからかな。
    ソロモンの偽証 第I部 事件
  • 2025年11月13日
    POPEYE(ポパイ) 2025年 12月号 [僕たちの好きな21世紀の映画グレイテスト・ヒッツ。] [雑誌]
    11月某日 本を読んだり、日記を書いたり、雑誌を読んだり、週を振り返ったり、映画を観たりする夜。今月のPOPEYE素晴らしい…この充実ぷりで税込1,000円以下はいいのか。ティモシーシャラメの特集を読み、そういえば『ストーリーオブマイライフ』を観ていなかったなあと思い出し、流す。いくつもの場面で泣いてしまった。人生とは推敲の繰り返しだよなあというようなことを考える。映画にもらったこの感覚は言語化できるところまで後日考え抜いておこう。
    POPEYE(ポパイ) 2025年 12月号 [僕たちの好きな21世紀の映画グレイテスト・ヒッツ。] [雑誌]
  • 2025年10月30日
    詩集 小さなユリと
    10月某日 昨晩、眠る前に読んだ『小さなユリと』が本当によかった。お風呂上がりに身体のぽかぽかした体温が続くのと似て、この本の良さは読み終えたあとも持続している。現に、今日苦手なひとから嫌な態度をされて、いつもなら憤慨しているところだけれど、ほとんどなにも思わずに自然とスルーしていた。『小さなユリと』が心に光を灯してくれているおかげで、嫌な気持ちが溜まらずに消化されてゆく。
    詩集 小さなユリと
  • 2025年10月23日
    ⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった
    10月某日 小さい小さい頃、寝起きだと手に力が入らなくて握り拳を作れないことが、単なる自然現象ではなく、病気なんだと思い込んでいた時期があって、おばあちゃんにこっそり「病気かもしれない…」と打ち明けると、「大丈夫よ」と笑いながら、手をにぎにぎしてくれた、というようなことを、すごく小さいけれど忘れられない星のかけらみたいなことを、思い出させてくれる本だった。おばあちゃんの手の柔らかさは、おばあちゃんの手からしか得られない柔らかさなんだよなあ。
    ⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった
  • 2025年10月21日
    存在のすべてを
    10月某日 朝 昨晩寝る前に『存在のすべてを』を読み終えた。読み終えた感想は「感想をまとめるのが難しい」だった。『月の満ち欠け』を読んだときと同じような気持ち。世間が絶賛する本を同じような気持ちで読めないときの「あれ、読み方間違えたかな」vs「いや、私は私の読み方をするでいいじゃないか」が脳内で戦っている。早く戦い終わってくれ。 夜更かしをした翌朝はフラットホワイトを飲んだり、『読書の日記』を読んだり、ぼうっとしたり。 『そうだそうだ、言いたかったのはきっとこういうことなんだ、よくぞ言語化してくれた、そうだそうだ、と思って、思ったあとに、その、溜飲を下げるような、そういう自分の感覚に、いいのか?それで、わかってくれる人がいる、言ってくれる人がいる、とか思って、任せたままにしているだけじゃないか、いいのか?』 阿久津隆『読書の日記』(NUMABOOKS)P90
    存在のすべてを
  • 2025年10月17日
    存在のすべてを
    10月某日 最近は仕事終わりに美味しく紅茶を飲むため、30分ほど散歩をしていて、今日はいつもとルートを変えて本屋へ寄り道をする。欲しかった本は2冊とも無かったので、どこへ向けたらいいのか分からなくなったこの気持ちを『存在のすべてを』を買うことで収める。 トランジットで飛行機を待つ時間に、MAROON5を聴きながら読み終えた『罪の声』が、いまでも時々思い出す読書時間のひとつだ。読み終えたあとの興奮冷めやらぬ頭のまま、猫舌じゃなくても飲めないくらい熱々のフラットホワイトを片手に、空港の弱いWi-Fiで題材になった事件のことを調べた。いま気がついたけれど、わたしは自宅の次に、空港での読書時間が好きかもしれない。
    存在のすべてを
  • 2025年10月16日
    読書の日記 本を出す 指を切る お葬式
    10月某日 いま、慎重に進めたいやりとりをしているけれど、相手がビジネスとは思えないほど雑な対応で、毎日のように憤慨している。心がガサガサする。憤慨したり落ち込んだりする自分を好きじゃないから、やだなあという気持ち。他のことで気を紛らわせても、そのやりとりは毎日発生するから大した効果はなく、とにかくとにかく早く終わって欲しいと願うばかり。 おうちのコーヒー時間をレベルアップさせるために買ったスチーマーが役立ってくれている。ほわほわのミルクを入れたエスプレッソがうんまい。
    読書の日記 本を出す 指を切る お葬式
  • 2025年10月14日
    リヴァイアサン
    リヴァイアサン
    10月某日 眠い。とことん眠い。春から、4時間以上連続して眠れない日々が続いている。昨晩は、人生で何度目かの「夜中に目が覚めて、もう一度眠りについたら夢の続きを見れた」に成功した。でも夢の内容が「本田翼とサバイバルゲームをやる」だったから、こんな夢では成功しなくてよかった。 いまは『リヴァイアサン』を読んでいる。オースターを読む度、未読作品が1つまた1つと減っていくことに寂しさを覚えつつ、それでも止められない。この本も初めからずっと良い空気が漂っている、読了するまでずっと良い本なのだろう。
    リヴァイアサン
  • 2025年10月8日
    草の上の朝食
    草の上の朝食
    10月某日 野菜室を覗き込んでいたら食べたいものが浮かんできたから、黙々と茄子の煮浸しと揚げ出し豆腐を作る。スーパーのセールコーナーから救った耐熱グラスが思いの外、丈夫なうえに容量もたくさん入ってごくごく飲めるから気に入っており、そこへ炭酸水を入れる。心なしか結露も少ない気がする。 保坂和志の本はいいなあ、食べたり飲んだりしながら読むのにぴったりだなあ。登場人物たちのセリフだけが続き、だんだん誰のセリフか境界線が分からなくなるシーンがあって、そこがとっても好き。セリフというよりそれらはもう音に近く、ブレーメンの音楽隊を思い出した。
    草の上の朝食
  • 2025年10月2日
    話の終わり
    話の終わり
    10月某日 最近、朝目が覚めたらとりあえずAMラジオをつけて適当なニュースを流しながら、顔を洗ったり、飲み物を作ったり、働く準備をしている。スマホやテレビをだらだら観たくなくて始めた習慣が割と心地よい。 夜、すだちときのこのパスタを食べて、上林暁の『星を撒いた街』を読み終える。うん、素晴らしく良かった。あとがきも含めて素晴らしかった。 子どもの頃から、本を読み終えて、次に読む本を選ぶために自宅や図書館の本棚と向き合っているとき、美女と野獣のベルを思い出す。ずっと好きなシーン。今夜からは途中で止めていた『話の終わり』を、今回はちゃんと読み終えたい。
    話の終わり
  • 2025年10月1日
    上林暁傑作小説集『星を撒いた街』
    9月某日 今日も今日とて、仕事終わりにささっと夕飯の支度だけ済ませて、駅まで散歩をした。散歩しやすい気温で嬉しい、心なしかみんな歩きやすそうで足取りも軽い。たくさん歩いたら冷たい紅茶をがぶがぶ飲みたくなって、どこかで飲んで帰っても良かったのだけれど、「今日はおうちだな」と思ってTWININGSのアッサムを買って帰った。上林暁の『病める魂』を読んで胸が苦しくなる。わたしの大切なひとたちはみんなみんな長生きして欲しい。みんなとずっと一緒に居たいから、わたしも長生きできたらいいなと思う。
    上林暁傑作小説集『星を撒いた街』
  • 2025年9月29日
    上林暁傑作小説集『星を撒いた街』
    9月某日 最近ひとに怒ってばっかだ、嫌になるな。夜ごはんの準備は諦めて、10代の頃を支えてくれたアルバムを聴きながら駅まで散歩をする。いつももう少し歩きたいなと思ったときには駅へ着いてしまう。習慣的に本屋さんへ寄って、北方謙三の新作を開いてみるとぐいぐい引き込まれてしまい、予定にない購入。 日中の怒りを鎮めるために綺麗な文章が読みたい。綺麗というのは整ってるという意味ではなく。先日本屋ルヌガンガでもらった、夏葉社のフリーペーパーが上林暁特集だったことを思い出し『星を撒いた街』を選ぶ。怒ることに疲れたから目が滑るね、それでもいいのだけれど。
    上林暁傑作小説集『星を撒いた街』
  • 2025年9月23日
    ある翻訳家の取り憑かれた日常
    9月某日 人の日記を読んで楽しむのは、無責任で実に良い。 さあさあ、次はなにを読もうかね。
    ある翻訳家の取り憑かれた日常
  • 2025年9月20日
    ある翻訳家の取り憑かれた日常
    9月某日 朝、家族を見送るとき、玄関の外側の空気が少し冷んやりするようになって、なるほど秋が来かけてるなあと思う。冬は、見送ってからまだ温もりのあるお布団で少しだけ二度寝するのが好きだから、その時期が待ち遠しい。 『若いとき、面白い小説を読んでいたら時間を忘れ、ふと気づくとワンルームマンションの窓から夕日が差していて、とても寂しくなったことがあったなあ。あの頃の、読めば時間を忘れるほど没頭するあの感じ、最近、あまりない。』 人の日記を読むと安心する。疲れ具合にあわせて適度に休んでいる姿を見ると、ああなんだわたしも休んでいいのかと思う。みんなそんなに強くなんかないよね、と思えるから、定期的に日記文学は読むべき。
    ある翻訳家の取り憑かれた日常
  • 2025年9月16日
    ゼバスチアンからの電話新版
    ゼバスチアンからの電話新版
    9月某日 家族が、積読の多いわたしの本棚を『図書館』と呼んでいることを知り、なんとも言えない嬉しい気持ちになった。いつも本棚から読みたい1冊を選ぶとき、『美女と野獣』のベルが本屋で本を選ぶシーンを思い出す。昨晩から読み始めた『ゼバスチアンからの電話』が面白くて黙々と読む。もっと本を読みたいのに、意志が弱いからついスマホを見てしまい、流れた時間の長さにうんざりする。
    ゼバスチアンからの電話新版
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