

jyue
@jyue
だってことにして前進。
ここは本と過ごした日々、読書日記をつづる場。
- 2026年8月22日
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫 ク 2-2)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読書日記読み終わった8月某日 『悪童日記』の続きが気になり、いま読んでいる本たちを全て止めて『ふたりの証拠』を読む。淡々とした空気だった1部と打って変わって、2部には人間性が現れ始める。1部でも散々な終戦前後の歴史的事実が記述されていて苦しかったけれど、主人公たちに感情がなく淡々としているものだから、なんとなくこちらも騙されてしまい麻痺していた。2部は悲惨な事件がストレートに真っ直ぐわたしの身体へ投げ込まれてきて、その度に本を置いて深呼吸する。今夜から『第三の嘘』へ。 最近は『しあわせは食べて寝て待て』の再放送を見ている。こういうゆったりとした時間の流れのなかで、美味しそうなご飯たちが次々と出てくるドラマ、本当に好き。鈴さんの名言を噛み締める。 > NHKドラマ『しあわせは食べて寝て待て~早春の養生編~』 「出た!なんてなんてオバケ!麦巻さん、あなたすぐ「わたしなんて」って言うじゃない?そんなふうに言っちゃう気持ちも、分かるのよ。でも、わたしが本当にいいなあって思ったこの気持ち、そのまんま受け取ってくれないかな?どうしても気が引けるんなら、うーん、別のひとに「ありがとう」の気持ちを分けたらいいの。そうしたら、麦巻さんの気持ちが巡っていくんじゃないかな。」
- 2026年8月20日
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫 ク 2-2)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読書日記読んでる読み始めた8月某日 初戦から引き続き見ている甲子園、ずっとドラマチック。応援していたチームがとうとう負けてしまい、ものすごく悲しい。もっと応援させてほしかった、もっと彼らのプレーを見ていたかった。ニュースを見ていると、地元へ帰った彼らが地域のひとたちへ「応援してくれていたのに、負けてしまってすみませんでした」と謝り、拍手をもらっていた。謝ってほしくない。彼らが大人になる頃には、必要のないことで謝罪しなくてもいいんだと知って欲しいと思った。 先日読み終えた『悪童日記』がとても良く、信じられない終わり方をしたから急いで第二部を、近所の本屋さんには置いてなかったけれど、図書館にはあったので借りた。わあわあ面白いと思いながら読む。ナチスなどにもふれられており、これは8月中に読み終えたいなあ。
- 2026年8月18日
恋スルシカク(4)南波あつこ読み終わった - 2026年8月18日
恋スルシカク(3)南波あつこ読み終わった - 2026年8月18日
恋スルシカク(2)南波あつこ読み終わった - 2026年8月18日
恋スルシカク(1)南波あつこ読み終わった - 2026年8月17日
ファイア・ドーム(上)辻村深月読書日記読んでる読み始めた - 2026年8月16日
悪童日記 (ハヤカワepi文庫 ク 2-1)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読書日記読み終わった8月某日 人生初、念願のヴィンテージ家具を買った。どこの国から輸出されて、どんなふうに使われていて、どの年代に作られたからどういう特徴があるか、こんこんと説明を受け、ふむふむと納得して購入。こんなに家が好きなのだから、もっと過ごしやすくつくりこんでゆきたいねと家族と話す。 なんとなくいまなら読める気がして『悪童日記』を手に取る。1日で読み終えてしまった。「日記」というタイトル通り、起こった事実が淡々と書かれており、読みやすく、それでいて史実も絡められているから苦しくもなる。そしてラスト…なんだこれ…なんなんだこれ…すごい気になる終わり方をした…明日から『ふたりの証拠』を読む。
- 2026年8月14日
こんこん水沢なお読書日記読み終わった8月某日 今日も涼しい日、これ以上涼しい日が続かないでほしい、これ以上わたしに淡い期待を持たせないでほしい、このあとの残暑へ耐えられる自信がなくなってしまう、どうせまた暑くなるくせに。 とある理由で潰れた苺を大量に手に入れたので、むかしよく家族が作ってくれていたアイスクリームを自分でも作ってみる。ヨーグルトと生クリームと砂糖と苺だけで出来るシンプルなアイス。冷凍庫でねかせた。完成が楽しみ。 明日はなにかと忙しいから、明日の洗濯を今夜やってしまう。待ち時間に『こんこん』を読了。現実で起こった出来事と、空想と、思考が、溶けて混ざり合うような小説だった。書きたての純文学を読める文芸誌って、あらためていいなあと思う。 今日からはずっと頭のかたすみでチラついていた『日の名残り』を再開。Readsを見ていると、みんな当たり前のように読みかけの本を積読へ戻したり、気分で再開したり、併読をたくさんしたり、荒々しい読書をしていて安心する、わたしだけじゃないんだなって。
- 2026年8月13日
こんこん水沢なお読書日記読んでる読み始めた8月某日 去年からよく果物を食べるようになり、それはたまたまもらう機会が多いというだけなんだけれども、いまは野菜室に桃と梨とぶどうとすいかがあって、開けるたび幸せな気持ちになる。 夜は水沢なおさんの『こんこん』を読む。水色の透き通った空気が漂っている小説。こういう、読むだけで情景がありありと浮かぶ小説も好きだなと思う。そういえば、先日読み終えた『夏帆』も目に浮かんだな。これまでの村上春樹作品はあまり情景が浮かんでこずに、それはそれで不気味で良かったんだけれど、夏帆は分かりやすかった。 今日も涼しかったけれど、夕立で湿度が上がったから蒸し暑く、夜にエアコンをいれた。4日ぶりのエアコンでおなかをこわす。よわ。
- 2026年8月12日
夏帆村上春樹読書日記読み終わった8月某日 本日も涼しい日、というよりもはや肌寒い。なにかを思い出しそうな、昔の記憶がぶわあっと蘇ってきそうな気候だった。家族とキャンプへ行った朝とか、制服を衣替えした通学の夕方とか、そういう細かな記憶の粒みたいなものが、点点とばらばらに思い出された。 今日は突然自由な時間が出来たから『夏帆』の続きを。そして読み終えた。いろんなこととの境目が曖昧でぼんやりとしていて、その歪みからふいにふしぎな出来事が起こり、でもきっと世界にはそういうふしぎがいくつかは必ずあるんだろうな、と思わせてくれた。これは最近読了した江國香織の『ブーズたち 鳥たち わたしたち』から時間をあけずに読んだのが、奇跡的に成功したといえる。あの本も、すこしふしぎで、動物や生き物たちがかわいい物語だった。 さて今年の夏は欲しかった待ちわびた本たちがどんどこ発売されるということで、忙しい。あれとこれは予約できるけれど、それはSOLD OUTだ、という本があり、図々しくも本屋さんへ連絡をしてみた。なりふりかまってられない。
- 2026年8月11日
夏帆村上春樹読書日記読んでる積読消化8月某日 涼しい一日。真夏のまんなかに突然ポケットが出来たかのような気候だった。ここ数年で、8月に一度もエアコンをつけなかった日などないんじゃないだろうか、今日は一度もつけないまま過ごした。今年はお盆休みを取れなかったから、わたしも家族もふつうの平日として生活をしていて、なんだか夏らしいことをしないまま8月が終わりそうだなあということで水遊びをした。いつまでも忘れないだろうなと思う時間が瞬いた。図書館で5冊ほど本を借りたけれど、どれもなんだか読みにくく、結局途中で止めていた『夏帆』へ戻る。 そういえば来月は文学フリマがあることを思い出し、でもインテックス大阪って遠いなあと思い、またギリギリまで行くか悩むことになりそうだ。去年は距離のせいで見送ってしまった。今年も、行きたいなあ、遠いなあ、の繰り返し。
- 2026年8月10日
白夜行東野圭吾読書日記読み終わった8月某日 今年は人生初の甲子園を観よう、観られる試合はなるべく視聴しよう、と決め、観ている。むねがきゅっとなる、一生懸命戦ってそれでも負けた高校の子たちが泣いている様子を見ると、なんて美しい光たちなんだろうと思う。 眠る前、白夜行を一気読み。あともうちょっと…あともう1章だけ…を繰り返していたら、いつのまにか読み終わっていた。幼い頃に抱えてしまった闇が大人になっても消えず、子どものまま大人になってしまったひとたちの鎖となって足枷になる。暗い近過去を引きずり続けながら生きる子たちの様子を垣間見た。久しぶりに本のなかへ引き摺り込まれた感覚になる。 夜はカレー。少し冷めたのでレンジで温めなおす。これで次にレンジを使ったとき、「ああ、そういえば昨晩はカレーだったな」と思う、あの瞬間が好き。
- 2026年7月31日
オービタルサマンサ・ハーヴィー,小澤身和子気になる読みたい - 2026年7月16日
ブーズたち鳥たちわたしたち江國香織2026年読了本読書日記読み終わった読了7月某日 以前どこかのSNSで「江國さんってこういうジャンルの本も書けるんだ」みたいな投稿を見かけてどんなのだろうと思っていたけれど、読んで答え合わせが出来た。ぜひ児童文学のコーナーにも置いてほしい。これを中学生の頃に読んでいたら、まだ世界のほとんどを吸収する前の白紙状態のわたしが読んでいたら、クラクラしていたかもしれない。 ところで先日『ガス人間』を観終えて以来、脳内でずっと…、本当に四六時中ずっと、桑田佳祐が「いとしのエリー」を歌っている。ガス人間、酷評が多いけれど、わたしはすっごく好きだった。「真っ直ぐに怒る演技」をさせたら、蒼井優の右に出る者はいない。酷評をつとつとと見ていると「辻褄が合わなくて腑に落ちない」「AはOKでBはダメな仕組みがわからない」系ばかりで、なんだか寂しい人間が増えたなあと思ってしまう。人生ってそういうものじゃないんだろうか。みんな全てのことに辻褄が合って、きれいさっぱり腑に落ちて、全部の伏線が回収されながら生きてるんだろうか。最近少しでも突っ込める余白があれば指摘するひとが多くて悲しい。不完全を楽しめる心持ちで生きたい。 UTAのことを調べる過程で、もっくんや樹木希林の家族写真に辿り着き、以前から知っていて好きなのだけれど、改めて見ても良い写真だよなあと思って、スマホに画像保存する。ああ、それにしても桑田佳祐は「誘い涙の日が落ちる」や「みぞれまじりの心なら」という歌詞を思いつけるなんて天才だ。
- 2026年7月6日
二月のつぎに七月が堀江敏幸読書日記買った読んでる7月某日 いまだに冷房をつけずに過ごせており、今年は涼しい夏のスタートを切っているなあと思いながら起きる。朝ごはんは頂きものの桃。歳を重ねるほどに、果物を貰えるありがたさが心と身体に沁みる。 7月に入ってからは『二月のつぎに七月が』をちみちみと読み進めている。不思議な本。舞台である「食堂」での日常が描かれており、堀江さんの書き方がうまいのか、わたしもその食堂にいて様子を見させてもらっているような感覚になる。そのせいか、本を読んでいない間も心はどこか食堂のなかに置いてきたままのような感覚で、夜、本をまた開くとどこか「ただいま、じゃあ続きをはじめようか」みたいな気持ちになる。 P.22 「それからね、あなたの話し方があくまで仕事の道具であって、ふだんとはちがうのだとしても、使っているうちに自分の顔になって、脱ぎ棄てることができなくなりますよ。」 ところでわたしは家のなかに不意に出来る影が好きで、昔からついつい写真を撮ってしまう。この写真は季節の変わり目に少しやられてしまいキッチンで療養中の植物の影。
- 2026年6月29日
スピン/spin 第16号尾崎世界観,恩田陸,斉藤壮馬読書日記買った読んでる6月某日 用事で連日、初めましてのひととお久しぶりのひとと、とにかくひとに会いすぎてへとへと。この1週間で1..2..3..4..5..6...それ以上のひとに会った。もう少し加減というものを学ばねば。 朝、早起き。昔から夜行性で、大人になってずいぶん経つのに未だに早く起きるのが苦手なままだけれど、早く起きたほうが夜の自分が助かる、ので今日も頑張って早起き。朝食はくるみ食パンとコーヒーと貰いもののスイカ。夕食は茄子と豚トロとしめじを炒めたもの、もずく、あさりの味噌汁、きゅうりの和え物。夏野菜は水分がたっぷりで、食べていて身体が満たされる気分になる。夜、届いた本を読む。高瀬隼子さんの投稿で知った『純文学って何だよ』と『スピン 最終号』を。今回のスピンには10年以上推してるひとが文章を載せていて、最初に読んで、息を呑む、この少しの文章でこんなにもぐらんぐらんさせられるなんて、目の奥が熱くなる、これ以上もこれ以下もない文章だった。
- 2026年6月17日
じゃむパンの日赤染晶子読書日記読み終わった6月某日 引き続き『じゃむパンの日』を読む日々。お昼休みに近所の公園へ散歩に出かける。コンビニでコーヒーを買い、少しだけ丘高いところにあるベンチへ腰掛けた。犬を散歩させているおじいさんとおばあさん、これまた犬を散歩させているお姉さん、自分自身が散歩中のおじいさん、4人とわたしが丘高いところにおり、みな同じ方向を見ていた。6月にしては湿気の少ないカラッとした風が吹いていて、なんだか、みんな、気持ちがよさそうだった。お姉さんだけがなぜか犬とふたり微動だにせずなにかを待っている様子で、なにをしているのかなあと見ていたら、おじいさんおばあさんおじいさん3人が帰ったあと、犬のリードを外してやり、少しのあいだだけ木の棒を投げて遊び始めた。はは〜、危ないから人が少なくなるのを待っていたのだなと気がつく。 夜は、そろそろ痛みそうなニラを使って、ニラ豚玉を作ろうと思い、冷蔵庫を開けるとこれまたそろそろ危なそうなキャベツとたまねぎがあったからそれをフライパンに入れる。食卓に出したあと、ニラも卵も入れ忘れた(つまり豚肉とキャベツと玉ねぎの野菜炒め)ことに気がつく。う〜〜〜〜ん…と一瞬悩んだけれど、もうニラを使ったメニューを考えるのも面倒だし…と、野菜炒め化していたそれをフライパンに戻してニラと卵を追加し炒めなおした。毎日こういう小さい間抜けをやらかしており、まあでもこういうのが結果的に自分を生きやすくしているのだよなと楽観視しながら、静かな夜に『じゃむパンの日』の続きを読む。面白すぎるが家族を起こさないよう、くっくっくっと笑いを堪えながら読み進める。
- 2026年6月16日
じゃむパンの日赤染晶子読書日記読み終わった6月某日 ここ数日、買うか買わないか、買うなら何色にするか悩み続けたユニクロのボトムスについて自分のなかで結論が出たため、買いに行く。1,000円まで値下げされているのだから、そこまで時間をかけて真剣に熟考しなくてもいいのにと自分でも思うけれど、服は失敗したときに(断捨離などで)捨てる際の罪悪感がしんどいから気軽に買いたくない。1,000円まで値下げされている割には全カラー全サイズがいつまでも店頭にあった、なぜこんなに人気がないのか分からないくらいかわいいのに。 以前泊まったホテルのアメニティが日東紅茶で、久しぶりに飲むと記憶よりも美味しく感じたので購入。100パック450円。え?紅茶って1杯4.5円で飲んでいいんでしたっけ?という気持ちになった。毎日飲んでも9月末まで飲める計算。1,000円のボトムスと450円の紅茶を抱えて帰る。1,450円にしては幸福度が高い買い物だった。 昨晩、小山田浩子さんの『作文』を読み終えた。併読でオースターの『幻影の書』を読んでいるけれど今夜はそういう気分じゃないので、赤染晶子さんの『じゃむパンの日』を開く。岸本佐知子さんとの交換日記の部分から読み始めた。1ページ目から「ドッチボールは法律で禁止にしたほうがいい」という岸本節にくすくす笑いながら読み進める。
- 2026年6月15日
作文小山田浩子読書日記読み終わった6月某日 夜。カーテンの隙間からもれて反射した光が天井で揺らめいて、それを1時間くらい仰向けになって見つめていた。出来事と呼べるような特別な何かがあったわけではないけれど、たしかにそれは尊い時間で、たぶんこのことは死ぬまで忘れないんだろうなと、ふと思った。 最近は牛すじこん煮に熱中しており、どこの牛すじを使えば柔らかく美味しいか、どこのこんにゃくが一番味が染みるか、もはや研究や実験の域に達しており、今夜も作った。それとご飯をかき込んで食べたので口のなかをやけどしてしまう。珍しく22時までに1日のすべてが終わり、小山田浩子さんの『作文』を読む。小山田さんの文章、成り立ち、本当に好き。なぜこんなに滑らかに、つるつると入ってくるような文章が書けるんだろう。もうすぐ読み終わる。
読み込み中...