

jyue
@jyue
だってことにして前進。
ここは本と過ごした日々、読書日記をつづる場。
- 2026年10月6日
はいつくばってミランダ・ジュライ,岸本佐知子読書日記読み終わった読了10月某日 暑くて理由なく底抜けに素晴らしい夏という季節が終わり、急に寒くなってしまう。急いでクローゼットの奥から春に着ていた服を取り出すけれど、もうどれもちぐはぐで、しょうがないからちぐはぐのまま生活をする。 夜。手羽先と大根とゆで卵の煮物を作るが、食べたかった時間までに食べたい柔らかさまで煮込めないことが分かり、急きょ追加で焼きうどんを作った。なんだか急いでばかり。 眠る前に『はいつくばって』。 途中まで主人公に対して「ああ、ばかばか、なんでそんなことをするの」という気持ちと、「いやいや、存分にやってしまえ!」という気持ちと、混ざり合いながら読み進めていたけれど、最後のほうは一気にドラマチックになり、恍惚としながら読み終えた。こういう、映画を文章として書き出したかのような、でもそれでいてこれは映画化しにくいよなあと思うような物語は、ミランダだからこそ書けるのだと思う。読み終えて、ひと呼吸おきながら本を閉じる。閉じた本からは熱を感じて、まだそこに物語の続きがあり、物語が動き続けている気配があり、この閉じたページのなかで、見えないだけで、お話が進んでるんじゃないかと錯覚しながら、そんな息遣いを感じながらもそれでも確かに読み終えた背表紙を見つめて余韻に浸った。
- 2026年10月4日
はいつくばってミランダ・ジュライ,岸本佐知子読書日記読んでるまだ読んでる10月某日 風邪などで、9月は結局ほとんどの日を体調不良で過ごしてしまい、病院へ4回も行ったことにもうんざりしてしまったため、10月は身体に良い生活を心がけようと決意する。まずはストレッチと、朝昼兼用で発酵食品を食べよう。 『はいつくばって』がとても面白く、とうとう3章、本当は残りを一気読みしたいけれどなかなか時間が取れない。10月は『ノーザンライツ』と、パワーズの未読から1冊どれか読もうと決めた。やっぱり次になにを読むか考える時間は本当に楽しい。
- 2026年9月28日
翻訳夜話 (文春新書)村上春樹,柴田元幸読書日記読んでる読み始めた9月某日 嬉しいことが2つあった。嫌な連絡が1つと、嫌なことが2つあった。良いこと悪いことをそれぞれ数えて、均等じゃないなあなんて無意味なことを考える、のをやめてミスドを食べる。買ったばかりのお気に入りのマグで熱い紅茶を飲む。ちみちみ読み進めている『はいつくばって』もなんだかんだ折り返し地点あたりまで来ており、ゴールが見えた途端「もう1冊併読しようかな…」という無邪気な欲望が出てきて、本棚の前に立つ。あれかな、これかなと立ち読みして、『翻訳夜話』を。Readsへ登録する際に、この本の2があることを知る。こういう出会い、良い。 10月は個人的にかなり頑張らねばいけない月であり、うむこれはご褒美が必要だなと思いついて、いまなにの本を買うか悩み中。最近はあえて近所の本屋さんには置いていない本を取り寄せする、という買い方にハマっており、本屋さんには手間をかけてしまって申し訳ない半分、丁重にお迎えする準備を整える時間が楽しい。ごめんなさい、本屋さん。
- 2026年9月18日
はいつくばってミランダ・ジュライ,岸本佐知子読書日記読んでる読み始めた9月某日 家族が、最近わたしたちがハマっているノンアルコールビールを買って帰ってくれたから、飲みながら『はいつくばって』を読む。『ファイア・ドーム』で燃えたぎった気持ちを、一旦『シェニール織とか黄肉のメロンとか』を挟むことで鎮め冷静になり、こころの準備が整ったので今夜から『はいつくばって』。ミランダジュライのことは、学生時代にひとまわり上の物知りでおしゃれでチャーミングなお姉さんから教えてもらった。そういえば最近連絡とってないなあ、あのひとも『はいつくばって』読んでるかな、まだ読んでなくても買ってはいるだろうなあ、と思いながら読み進める。 「わたし、多少は名前を知られているので」さりげなく謙遜するつもりが、けっこうわざとらしい言い方になった。謙遜というのはスプレー缶のホイップクリームといっしょで、加減して出すのが難しい。だから心配なんですよ、あなた著名人だから、と彼は言った。わたしはしおらしく言った。「ほんとにありがとうございます、いろんなことに目配りしてくださって」「まさにそれが私の仕事ですからね」とブライアンは言った。 夜食は水切りしたヨーグルトにオーツ。今夜ははちみつの分量を間違えなかった。
- 2026年9月16日
シェニール織とか黄肉のメロンとか江國香織読書日記読んでる9月某日 夜。牛すじとこんにゃくの煮物、かぼちゃの煮物、すだちと大根おろしをのせたそうめん、(すじこんの煮汁を混ぜた)だし巻き卵。うまい。日本食はなぜこんなにも満足度が高いんだろうか。いちいち感動してしまう。 色々と用事を済ませた22時。引き続き『シェニール織とか黄肉のメロンとか』を読む。無性にお酒が飲みたくなり、そういえば家にお酒が余っていたなあと思い出してレモンサワーを飲む。ダイエット中なのでアテは昨日漬けたばかりのキャベツの浅漬けにした。浅漬けだけで我慢できたのは、ジャンキーな食べ物へ暴走しなかったのは、江國ワールドへ浸っているおかげだろう。もう少しだけ食べたくて、ヨーグルトにオーツとはちみつを乗せたもの(チョコにしなかった、偉い)を食べたけれど、はちみつが多くなってしまいたいそう甘く胸焼けして、これが江國香織との幸せな夜の時間のすべてをおじゃんにしてしまった。なんだか気落ちして、そそくさと歯磨きをして眠る。
- 2026年9月15日
シェニール織とか黄肉のメロンとか江國香織読書日記読んでる読み始めた9月某日 朝は変わらずトーストにハムと目玉焼き。熱々の紅茶は濃いめが飲みたくてダブル。 今年は新しいことにチャレンジしてみたくて毎月お題を設けており、8月は「甲子園を見る」だったので、9月は「編み物をしてみる」にした。むかしむかし一度だけ図書館で本を借りて編んでみたもののミミズ用のマフラーかな?みたいな細い帯しか出来ず挫折して以来の編み物。最近は良い、良い時代になった、YouTubeがある。動画を見ながら編むとするするとひとつめのボンネットが出来上がった。糸を変え、無心でふたつめを編む。 最近自分のコミュニケーションが雑でいやになる。深く考えずにポイポイ送ってしまっている気がする。前も話したことを再度送っていたり、不躾なことを聞いたり、適当な返事をしたり、とにかくよろしくない。改めよう。 夜は江國香織の『シェニール織とか黄肉のメロンとか』を読む。つい最近まで『ファイア・ドーム』で心が揺さぶられていたから、こんこんとした大人たちの会話が沁みる。そうそう、こういうね、雑じゃない会話をするべきなのよいまのわたしは、と思いながら反省も込めて丁寧に読み進める。晩ごはんは蓮根と豚肉の炒め物、かぼちゃの煮物、きのこの和物、お米。秋だなあ。
- 2026年9月11日
ロング・パス かわじろう短編集かわじろう読書日記読み終わった9月某日 朝食は最近ハマっている、近所に出来たパン屋さんの食パンにハムと目玉焼きを乗せたもの。それに熱々の紅茶。 朝イチから用事があり出かける。思ったほどの収穫はなかったけれどまあいいやという軽い気持ちで、遠回りして本屋さんへ。かわじろうさんの新作『ロング・パス』を購入。ハンジョンウォンさんの『私が四番目に愛する季節』は入荷しておらず、予約して帰宅。少しだけお昼寝をして、寝起きに『ロング・パス』を読む。わたしには好きなレゴの広告があって、それは一見するとただのレゴブロックだけれど、子どもの視点では飛行機に、あるいは恐竜に見えていますよ、というアプローチのものなんだけれど、かわじろうさんの漫画はそういうことを思い出させてくれる。わたしも小さい頃は、現実と空想の世界の境界線があいまいで、よく絵の具のように混ざり合っていた。暗い道の角の向こう側にはお化けがいたし、自分が願ったときに風が吹くと本気で信じていた。かわじろうさんの漫画にはその好きだったあいまいさが描かれていて、懐かしく、愛おしい。自分がその世界を大人になっても覚えていられることも嬉しい。
- 2026年9月10日
ファイア・ドーム(下)辻村深月読書日記読んでる読み始めた9月某日 涼しい。散歩日和だけれど、連日の風邪で家から一歩も出ない日々が続く。何日もこもっていると、家から出たときに「よくもまあ、あの狭い空間に数日いられたな」と思う。思うけれど、家が好きだからしょうがない。 夜は引き続き『ファイア・ドーム』を読む。22時になったら残りの家のことをして、眠ろうと思うも、気がつくと23時過ぎ。ベスト本に入れるかもしれない。
- 2026年9月7日
ファイア・ドーム(上)辻村深月読書日記読んでる9月某日 風邪をひいた日、かかりつけの内科が休診だったため、Googlemapで適当な内科を探し受診するも、処方された薬があまり効かず一向に回復しない。悩んだ末、改めてかかりつけの内科へ行く。もうこれ以上寝不足な日々を過ごしたくなくて先生に「とびっきりキツイ薬、たのみます」と伝え、とびっきりキツイ薬をもらう。数日ぶりに連続5時間眠ることができた。病院の待合室では文字が泳いでとても読めなかった『ファイア・ドーム』が今晩なら読めそう。 今年はほとんど本が読めていなくて、別に本は1冊1冊丁寧に読めば冊数なんか関係ないと思いつつも、やっぱりどこか淋しい気がする。なぜなんだろうと考えていたけれど、わたしは読むのと同じくらい、「次なにを読もうか」と考えて選ぶのも好きだということが分かった。たくさんの数を読むことが偉いとは思わないけれど、読む冊数が減るとおのずと確実に本を選ぶ機会も減るわけで、それでだからわたしはずっと淋しかったのだなあと気がつく。読みたい、と、いまは読めなくてしょうがない、の狭間にいる時間が長くて辛い。本を読むことが好きすぎて、ときどき苦しい。
- 2026年9月5日
はいつくばってミランダ・ジュライ,岸本佐知子読書日記買った読みたい9月某日 半袖という身軽な格好でくつろげる時期が好きで、でもそろそろ夏が終わりそうな雰囲気を感じ取り寂しくなる。ここ数日は家のだれかが風邪を引いたり怪我をしたりで週2〜3日のペースで病院へお世話になっており、少しくたびれる。夜は体調が優れず1時間ごとに起きるため、日中は寝不足で頭がぼうっとしてしまい、空き時間が出来てもとても本を読む気分になれず、何度も観たことがあるYouTubeを流す。慣れ親しんだコンテンツは安心する一方でなんだかうっすら、こういう習慣いやだなあって思いながら観る。 読みかけの『ファイア・ドーム』がわたしのなかで燃え続けており、早く続き読みたいなあと思いながらも、やっぱり手にとる元気がなく、少しでも楽しさを補充したくてリビングへ『はいつくばって』を連れてきた。9月中に読むぞ〜という気持ちと、7月から読み始めた『二月のつぎに七月が』はどうなってるんだという気持ちと。
- 2026年9月2日
ファイア・ドーム(上)辻村深月読書日記読んでる8月某日 最近のXのアルゴリズム、好きじゃないなあと思う。検索した瞬間、タイムラインがそのことばかりに埋め尽くされて、要らぬ感情が湧いてる気がする。昨晩はたまたま流れてきたとびっきり美しい手帳があり、おやおやと思って調べると既にSOLD OUT。そのあとその手帳を「買いました」「買えた」というタイムラインで埋め尽くされて元々欲しかったどころか存在も知らなかったはずなのに悔しい気持ちになる。本来は生まれなかったはずの感情。 夜はファイア・ドームを読む。ヒリヒリする。登場人物たちに感情移入しすぎて腹も立つ。なんて無責任なんだ、なんて理不尽なんだ、と言ってしまいたくなる。あっという間に上巻を読み終わりそう。 これを読み終えたら『はいつくばって』か『パパ・ユーア クレイジー』を読みたい。
- 2026年8月26日
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫 ク 2-3)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読書日記読んでる読み始めた8月某日 朝、家のエバーフレッシュが根詰まりしたようで、葉に元気がなく、昨晩急いで購入した植木と土で植え替えをした。植え替えするにはベストな時期じゃなかったと思うけれど、緊急事態なので致し方ない。元気になってくれと願う。 午後、なんとなくだらだらYouTubeを観ることに飽きてしまい、『イミテーション・ゲーム』と『でっちあげ』を観た。たっぷり時間をかけて映像を観るのはなんと贅沢で楽しいことか。 眠る前、『第三の嘘』を半分のところまで読む。わたしがいままで読んだ1、2巻はなんだったのだ?状態。たぶんこれを読み終えたら、すぐにまた『悪童日記』と『ふたりの証拠』を読み直すと思う。 ふと、「今夜はすき焼きよ」という言葉に勝てるものはないのではないか、と思いつきながら眠った。
- 2026年8月22日
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫 ク 2-2)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読書日記読み終わった8月某日 『悪童日記』の続きが気になり、いま読んでいる本たちを全て止めて『ふたりの証拠』を読む。淡々とした空気だった1部と打って変わって、2部には人間性が現れ始める。1部でも散々な終戦前後の歴史的事実が記述されていて苦しかったけれど、主人公たちに感情がなく淡々としているものだから、なんとなくこちらも騙されてしまい麻痺していた。2部は悲惨な事件がストレートに真っ直ぐわたしの身体へ投げ込まれてきて、その度に本を置いて深呼吸する。今夜から『第三の嘘』へ。 最近は『しあわせは食べて寝て待て』の再放送を見ている。こういうゆったりとした時間の流れのなかで、美味しそうなご飯たちが次々と出てくるドラマ、本当に好き。鈴さんの名言を噛み締める。 > NHKドラマ『しあわせは食べて寝て待て~早春の養生編~』 「出た!なんてなんてオバケ!麦巻さん、あなたすぐ「わたしなんて」って言うじゃない?そんなふうに言っちゃう気持ちも、分かるのよ。でも、わたしが本当にいいなあって思ったこの気持ち、そのまんま受け取ってくれないかな?どうしても気が引けるんなら、うーん、別のひとに「ありがとう」の気持ちを分けたらいいの。そうしたら、麦巻さんの気持ちが巡っていくんじゃないかな。」
- 2026年8月20日
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫 ク 2-2)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読書日記読んでる読み始めた8月某日 初戦から引き続き見ている甲子園、ずっとドラマチック。応援していたチームがとうとう負けてしまい、ものすごく悲しい。もっと応援させてほしかった、もっと彼らのプレーを見ていたかった。ニュースを見ていると、地元へ帰った彼らが地域のひとたちへ「応援してくれていたのに、負けてしまってすみませんでした」と謝り、拍手をもらっていた。謝ってほしくない。彼らが大人になる頃には、必要のないことで謝罪しなくてもいいんだと知って欲しいと思った。 先日読み終えた『悪童日記』がとても良く、信じられない終わり方をしたから急いで第二部を、近所の本屋さんには置いてなかったけれど、図書館にはあったので借りた。わあわあ面白いと思いながら読む。ナチスなどにもふれられており、これは8月中に読み終えたいなあ。
- 2026年8月17日
ファイア・ドーム(上)辻村深月読書日記読んでる読み始めた - 2026年8月16日
悪童日記 (ハヤカワepi文庫 ク 2-1)アゴタ・クリストフ,堀茂樹読書日記読み終わった8月某日 人生初、念願のヴィンテージ家具を買った。どこの国から輸出されて、どんなふうに使われていて、どの年代に作られたからどういう特徴があるか、こんこんと説明を受け、ふむふむと納得して購入。こんなに家が好きなのだから、もっと過ごしやすくつくりこんでゆきたいねと家族と話す。 なんとなくいまなら読める気がして『悪童日記』を手に取る。1日で読み終えてしまった。「日記」というタイトル通り、起こった事実が淡々と書かれており、読みやすく、それでいて史実も絡められているから苦しくもなる。そしてラスト…なんだこれ…なんなんだこれ…すごい気になる終わり方をした…明日から『ふたりの証拠』を読む。
- 2026年8月14日
こんこん水沢なお読書日記読み終わった8月某日 今日も涼しい日、これ以上涼しい日が続かないでほしい、これ以上わたしに淡い期待を持たせないでほしい、このあとの残暑へ耐えられる自信がなくなってしまう、どうせまた暑くなるくせに。 とある理由で潰れた苺を大量に手に入れたので、むかしよく家族が作ってくれていたアイスクリームを自分でも作ってみる。ヨーグルトと生クリームと砂糖と苺だけで出来るシンプルなアイス。冷凍庫でねかせた。完成が楽しみ。 明日はなにかと忙しいから、明日の洗濯を今夜やってしまう。待ち時間に『こんこん』を読了。現実で起こった出来事と、空想と、思考が、溶けて混ざり合うような小説だった。書きたての純文学を読める文芸誌って、あらためていいなあと思う。 今日からはずっと頭のかたすみでチラついていた『日の名残り』を再開。Readsを見ていると、みんな当たり前のように読みかけの本を積読へ戻したり、気分で再開したり、併読をたくさんしたり、荒々しい読書をしていて安心する、わたしだけじゃないんだなって。
- 2026年8月13日
こんこん水沢なお読書日記読んでる読み始めた8月某日 去年からよく果物を食べるようになり、それはたまたまもらう機会が多いというだけなんだけれども、いまは野菜室に桃と梨とぶどうとすいかがあって、開けるたび幸せな気持ちになる。 夜は水沢なおさんの『こんこん』を読む。水色の透き通った空気が漂っている小説。こういう、読むだけで情景がありありと浮かぶ小説も好きだなと思う。そういえば、先日読み終えた『夏帆』も目に浮かんだな。これまでの村上春樹作品はあまり情景が浮かんでこずに、それはそれで不気味で良かったんだけれど、夏帆は分かりやすかった。 今日も涼しかったけれど、夕立で湿度が上がったから蒸し暑く、夜にエアコンをいれた。4日ぶりのエアコンでおなかをこわす。よわ。
- 2026年8月12日
夏帆村上春樹読書日記読み終わった8月某日 本日も涼しい日、というよりもはや肌寒い。なにかを思い出しそうな、昔の記憶がぶわあっと蘇ってきそうな気候だった。家族とキャンプへ行った朝とか、制服を衣替えした通学の夕方とか、そういう細かな記憶の粒みたいなものが、点点とばらばらに思い出された。 今日は突然自由な時間が出来たから『夏帆』の続きを。そして読み終えた。いろんなこととの境目が曖昧でぼんやりとしていて、その歪みからふいにふしぎな出来事が起こり、でもきっと世界にはそういうふしぎがいくつかは必ずあるんだろうな、と思わせてくれた。これは最近読了した江國香織の『ブーズたち 鳥たち わたしたち』から時間をあけずに読んだのが、奇跡的に成功したといえる。あの本も、すこしふしぎで、動物や生き物たちがかわいい物語だった。 さて今年の夏は欲しかった待ちわびた本たちがどんどこ発売されるということで、忙しい。あれとこれは予約できるけれど、それはSOLD OUTだ、という本があり、図々しくも本屋さんへ連絡をしてみた。なりふりかまってられない。
- 2026年8月11日
夏帆村上春樹読書日記読んでる積読消化8月某日 涼しい一日。真夏のまんなかに突然ポケットが出来たかのような気候だった。ここ数年で、8月に一度もエアコンをつけなかった日などないんじゃないだろうか、今日は一度もつけないまま過ごした。今年はお盆休みを取れなかったから、わたしも家族もふつうの平日として生活をしていて、なんだか夏らしいことをしないまま8月が終わりそうだなあということで水遊びをした。いつまでも忘れないだろうなと思う時間が瞬いた。図書館で5冊ほど本を借りたけれど、どれもなんだか読みにくく、結局途中で止めていた『夏帆』へ戻る。 そういえば来月は文学フリマがあることを思い出し、でもインテックス大阪って遠いなあと思い、またギリギリまで行くか悩むことになりそうだ。去年は距離のせいで見送ってしまった。今年も、行きたいなあ、遠いなあ、の繰り返し。
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