
ハム
@unia
2025年7月16日

読み終わった
〈誰かの日常はただの日常ではなく、自分の世界や喜びを広げたり、気持ちを整理してくれる存在となった。〉
読書は人生のショートカットなんて言葉を思い出した。
何気ない日常を描いたエッセイであっても自分とは異なる人の人生を追体験したり、意外な視点が垣間見えたり、共感したかと思えば全然共感できないことに触れそんな感覚もあるのかと思ったり。
〈未完成な人生に花束を〉
良いフレーズ。
付け入る隙のない完璧な人生ではなく、未完成だからこそ残されたものたちは閉じなかった生の痕跡を見つけてその人と共に生きていく手がかりを握りしめる。
言葉にされることですごく腑に落ちる。
20時間ピアノを弾き続けるイベントのエピソード、すごい。
一般的な感覚だとなんでそんなこと?って思うよね。でもそういうのが大事で、そういうのを大切にする感覚がこのエッセイのなかにはごろごろしてた気がする。

