こまち
@komachi0319
2025年7月17日

読み終わった
再読中
7/17再読。
十二国記の中では珍しく読みやすい図南の翼、読んでしまうのがもったいなくてなかなか手を付けられなかった一冊です。
供王珠晶が登極するまでの話。12歳としてはしっかりして生意気な恵まれた環境の女の子だけど、やはり王になるべく人だと皆を納得させるなかなか豪胆な珠晶。『風の万里〜』でノブレス・オブリージュを説くあのシーンがすごく好きなのですが、90年経っても変わらない。自分が斃れた後のことを考えて妖魔対策をと言う辺りは陽子と気が合いそう。
この話は色々好きなポイントがあるのですが、やはり犬狼真君の登場と、最後、駮に自らの名前を名付けることを許して名乗るシーンが最高ですね。
最後に、初読時は胡散臭すぎた利広を今回は楽しく見守ることができました。終章、好きです。

